感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つなぐ
3
統合失調症について医療者向けに、エビデンスを沢山あげながらスタンダードであろう診断と治療法が書かれている。シュナイダーの1級症状など、覚えづらいところは暗記用の語呂が書かれていたり、思考伝播など読みの難しい用語には、読み方が書かれていたりと、初学者向けに親切に作られている。デポ剤など今後スタンダードになるであろうと著者が考える治療法についても詳しい。文章が堅苦しくなく、治療者独自の考え方に捉われすぎていないので、統合失調症の治療について医療者が学ぶにはとてもよく出来た本なんじゃないでしょうか。2017/07/27
Asakura Arata
2
埼玉で少し一緒に働いたことのある先生の統合失調症についての著書。いかにもマジシャンらしい裏にタネがあるような文体に惹かれるが、勉強にもなる。治療のところは、薬物療法に偏りすぎている感がある。発達障害とともに、意識的に避けいる内容なのかもしれない。 そういえば、中越地震が起こった時、著者と一緒に当直していた。2017/07/29
azu3
1
誰向け? 医学部生や研修医、コメディカルあたりが読者層か。精神科病院に勤め始めた人にお勧め。コンパクトにまとまっていて読みやすい(語呂合わせは必要ないと思うが…)。 個人的にはLAI(デポ剤)の解説が参考になった。2018/02/20
あ
0
精神科病院で働く、統合失調症の方を担当する機会があれば導入に向いている。大変勉強になりました。 文書もリズミカルですらっと読めました。 2021/10/25