感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
24
名作マンガで精神医学。林 公一 先生の著書。私のような活字中毒者読書中毒者はまだしも、活字の本は嫌いだけれどマンガは大好きという人も少なくないから、マンガをとおして様々な精神疾患を知る方法があることはとても大切なこと。マンガをとおして様々な精神疾患の症状から治療に至るまでを知る人が増えれば、うつ病、統合失調症、パーソナリティ障害、精神疾患への偏見が少なくなるはずだから。精神疾患への偏見を少しでもなくして精神疾患の正しい知識を広めるための活動をする精神科医の先生が増えるときっと未来は明るくなる。2022/07/23
mit
6
代表的な精神疾患がそれぞれどんな概念か、有名マンガや投稿体験談を例に手短かに分かりやすく解説され、その実情や問題点も指摘されている。精神医学教科書の副読本として最適。医師、医学生、医療関係者、一般読者のいずれにも勧められる内容である。2013/05/14
釈聴音
4
読みやすいが内容的にはしっかりした精神医学入門書。DSM-4TRへの「チェックリスト」という批判に対して繰り返して反論していること、現場での判断の難しさを強調していることなど、精神疾患に関心があるが通俗的な解説書の内容には疑問を感じている一般読者にも勧められる。2012/06/02
のぼる
3
林先生の相談室のファンですが、この本はあの冷静で鋭い切れ味はあまり感じられなかった。美味しんぼの山岡の行動にかなりお怒りの模様。こういう本で高次機能障害を取り上げるのは珍しいような?バリバラを見ている私にはおなじみの障害。この本に紹介されている漫画を片っ端から読んでみたくなった。2016/08/27
脇役A
3
とーしつ うつなどの病気の対処方についてしっかりと教えてくれる一冊 後半のサイコパスの話はかなり怖い。 (ワンピースが一箇所しかないことに落ち込んだのはないしょ…)2015/04/20
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