出版社内容情報
《目次》
目次
I．Basic Nephrology
1．NO: nitric oxide ＜藤乗嗣泰 小野里マリステラリカ 浅羽研介＞ 1
2．糸球体上皮細胞でのポドカリキシンの役割 ＜竹田徹朗 下条文武＞ 9
3．細胞内結合タンパクによる膜輸送体機能制御 ＜安西尚彦 宮崎博喜 遠藤 仁＞ 15
4．Podocyte特異的傷害モデルマウス ＜松阪泰二＞ 22
5．ネフリンの糖鎖異常 ＜楊 國昌 西堀由紀野 藤井裕子＞ 27
II．診断・画像診断
1．腎生検: アンケート調査集計報告 ＜平方秀樹＞ 33
2．尿中マクロファージの診断的意義 ＜堀田 修＞ 41
3．PET ＜岸 洋一＞ 47
III．腎炎・ネフローゼ
1．遺伝子異常とネフローゼ症候群 ＜田中弘之＞ 52
2．腎炎の発症・進展におけるケモカインの役割 ＜和田隆志 横山 仁＞ 60
3．Polar vasculosis ＜森 穂波 西 慎一 下条文武＞ 68
4．免疫グロブリン関連蛋白沈着症 ＜城 謙輔＞ 75
IV．間質・尿細管
1．腎間質における肥満細胞の意義 ＜大坪 茂 新田孝作 二瓶 宏＞ 92
2．CTGFを介した間質線維化 ＜岡田浩一＞ 98
3．アリストロキア酸による腎障害 ＜丸山 彰一 松尾清一＞ 104
V．腎臓と高血圧
1．降圧薬の腎保護作用―大規模臨床試験の成績に基づいて― ＜林 晃一＞ 108
2．高血圧症の遺伝子解析 ＜鈴木倫子 道又真理 松原光伸＞ 116
VI．腎不全
1．JAPAN-KD（Japan Appropriate Protein And Nutrition in Kidney Disease）study
＜大石 明 福原俊一 鈴鴨よしみ 椎貝達夫 折笠秀樹 二瓶 宏
秋澤忠男 浅野 泰 黒川 清＞ 122
2．腎性貧血治療の新しい展開 ＜栗原 怜 大和田一博＞ 127
3．糖尿病性腎不全とHCV ＜相馬 淳＞ 132
4．急性腎不全発症のメカニズム ＜菱田 明＞ 138
VII．血液浄化法
1．連日血液透析（DHD）の進歩と成果 ＜斎藤 明＞ 143
2．β2 -microglobulin amyloidosis-（透析アミロイドーシス）研究の進歩
－透析アミロイドーシスの発症機序－ ＜稲城玲子 宮田敏男 黒川 清＞ 147
3．The Hemodialysis Studyの意味するもの ＜秋葉 隆＞ 156
4．ボタンホール穿刺 ＜新里高広 當間茂樹＞ 160
5．予後規定因子としての透析低血圧 ＜勝二達也 椿原美治 今井圓裕＞ 164
VIII．移 植
1．クローン技術の臓器移植への応用 ＜澤田登起彦 窪田敬一＞ 169
2．BKウイルスと移植腎障害
＜徳本直彦 合谷信行 田邉一成 山口 裕 北村唯一 東間 紘＞ 174
3．膵腎同時移植の現況 ＜石橋道男＞ 179
IX．小児科領域
1．微小変化型ネフローゼ症候群とT細胞異常
＜服部元史 近本裕子 伊藤克己＞ 187
2．胎児水腎症の管理 ＜島田憲次 東田 章 松本富美＞ 190
3．菲薄基底膜症候群に関する最近の知見 ＜仲里仁史 服部新三郎＞ 196
X．泌尿器科領域
1．男性不妊に関する泌尿器科的展望 ＜近藤宣幸 島 博基＞ 200
2．腹腔鏡下前立腺全摘除術 ＜臼井幸男 寺地敏郎＞ 206
3．前立腺幹細胞と癌治療 ＜井手久満＞ 210
XI．電解質・酸塩基平衡
1．Phosphatonin ＜福本誠二＞ 215
2．CIC-3クロライドチャネルの役割 ＜吉川桃乃 内田信一＞ 220
XII．治療法
1．Parathyroid intervention therapy（PIT） ＜椎崎和弘 國本 健 秋澤忠男＞ 225
2．ファブリー病の酵素補充療法 ＜桜庭 均＞ 231
3．多発性嚢胞腎に対する新たな治療の試み
＜乳原善文 田上哲夫 星野純一 高市憲明 竹井亮二＞ 237
索引 247
内容説明
本書は、毎年の腎臓学に関する進歩を最適と考えられる執筆者に依頼して作成している。腎臓学にたずさわっている研究者・臨床家にとって、自分自身が関与する研究分野の概括ですら、相当な努力を払わないとｕｐ‐ｔｏ‐ｄａｔｅなものを得ることは困難になってきている。さらに、腎臓学自身の関係する学問領域も拡大傾向にある。あまたある情報を整理し、価値付けを行い、読者諸氏にお届けするのが本誌の使命である。
目次
１ Ｂａｓｉｃ Ｎｅｐｈｒｏｌｏｇｙ
２ 診断・画像診断
３ 腎炎・ネフローゼ
４ 間質・尿細管
５ 腎臓と高血圧
６ 腎不全
７ 血液浄化法
８ 移植
９ 小児科領域
１０ 泌尿器科領域
１１ 電解質・酸塩基平衡
１２ 治療法
著者等紹介
伊藤克己［イトウカツミ］
東京女子医科大学教授
遠藤仁［エンドウヒトシ］
杏林大学教授
御手洗哲也［ミタライテツヤ］
埼玉医科大学総合医療センター教授
東原英二［ヒガシハラエイジ］
杏林大学教授
秋沢忠男［アキザワタダオ］
和歌山県立医科大学血液浄化センター教授
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