Ａｎｎｕａｌ Ｒｅｖｉｅｗ 内分泌、代謝〈２００４〉

金沢 康徳/武谷 雄二/関原 久彦/山田 信博【編】

中外医学社（2004/01発売）

• サイズ B5判／ページ数 304p／高さ 26cm
• 商品コード 9784498123007
• NDC分類 493.49
• Cコード C3047

出版社内容情報

　　　　

《目次》
目次
I．トピックス
A．代謝
　1．メタボリックシンドロームの概念　　＜後藤田貴也＞　　1
　2．細胞内グルココルチコイド活性化酵素，11β-HSD1
　　（11β-hydroxysteroid dehydrogenase type 1）と肥満　　＜益崎裕章　中尾一和＞　　9
　3．アディポネクチンの機能　　＜前田和久　船橋　徹＞　　15
　4．Small Dense LDLと動脈硬化　　＜木下　誠＞　　20
　5．骨粗鬆症―最近の進歩　　＜板橋　明＞　　25
B．糖尿病
　1．インスリン抵抗性の解析とAMPK　　＜島野　仁＞　　33
　2．インスリン分泌の分子機構　　＜高橋倫子＞　　39
　3．GIP受容体欠損マウスの解析　　＜細川雅也＞　　44
　4．生活習慣病とSNP　　＜安田和基＞　　49
　5．糖尿病性合併症薬物療法の現況と将来　　＜中村二郎＞　　59
C．内分泌
　1．子宮筋腫の発育に関わる分子内分泌機構　　＜松尾博哉　丸尾　猛＞　　66
　2．子宮筋収縮の制御機構　　＜伊東宏晃　佐川典正　藤井信吾＞　　71
　3．妊娠とレプチン　　＜佐川典正＞　　80
　4．レプチンおよび他の摂食調節因子による内分泌機能調節　　＜渡部　肇＞　　93
　5．リスクホルモンとしてのアルドステロン　　＜宮森　勇＞　　108
　6．グレリン研究の最前線　　＜細田洋司　寒川賢治＞　　112
　7．心肥大―最近の知見　　＜千本松孝明＞　　120
II．代謝
　1．高脂血症
　　a．成因・病態　　＜武城英明＞　　126
　　b．治　療　　＜田中　明＞　　131
　2．プリン代謝異常　　＜市田公美　細谷龍男＞　　136
　3．肥満とエネルギー代謝　　＜西澤　均　下村伊一郎＞　　142
III．糖尿病
　1．成因と病態
　　a．成因（1型，2型，その他の型）　　＜森　保道　関原久彦＞　　146
　　b．病　態　　＜内野　泰　河盛隆造＞　　150
　2．疫学　　＜坂田宗昭　横野浩一＞　　153
　3．治療
　　a．食事療法　　＜谷川敬一郎　清野　裕＞　　157
　　b．運動療法　　＜曽根博仁　飯田薫子　山田信博＞　　161
　　c．薬物療法　　＜下村裕子　南條輝志男＞　　166
　4．合併症
　　a．神　経　　＜安田　斎＞　　172
　　b．網膜症　　＜畑　快右　佐々由季生　石橋達朗＞　　177
　　c．糖尿病性腎症―ACE阻害薬・アンジオテンシンII受容体拮抗薬の効果
　　　　＜富野康日己＞　　185
　　d．動脈硬化症　　＜関谷元博　石橋　俊＞　　189
IV．内分泌
　1．視床下部-下垂体
　　a．成長ホルモンとGHRH　　＜田中敏章＞　　193
　　b．ACTH・CRH　　＜沖　隆　飯野和美＞　　198
　　c．TSHとTRH　　＜高須信行＞　　205
　　d．ゴナドトロピンとGnRH　　＜佐久間康夫＞　　211
　　e．プロラクチン　　＜安井敏之　苛原　稔＞　　217
　　f．バゾプレシン（AVP）　　＜村瀬孝司　大磯ユタカ＞　　224
　2．甲状腺
　　a．甲状腺機能亢進症　　＜門傳　剛　山田正信　森　昌朋＞　　230
　　b．甲状腺機能低下症と甲状腺炎　　＜西山孝三　中村浩淑＞　　235
　　c．甲状腺腫瘍　　＜高見　博　亀山香織＞　　241
　3．副甲状腺ホルモンおよびカルシウム・リン調節因子　　＜井上大輔　松本俊夫＞　　247
　4．副腎皮質
　　a．副腎アンドロジェン　　＜青木一孝　関原久彦＞　　252
　　b．糖質コルチコイド　　＜水木一仁　柳瀬敏彦＞　　257
　　c．レニン-アンジオテンシン，アルドステロン　　＜伊藤　裕＞　　262
　5．副腎髄質　　＜成瀬光栄　今城俊浩　田辺晶代＞　　268
　6．性腺
　　a．男子　　＜前田雄司　高　栄哲　並木幹夫＞　　274
　　b．女子　　＜藤原　浩＞　　278
　7．性分化・発達の異常　　＜新家利一　中堀　豊＞　　283
　8．心血管ホルモン・高血圧　　＜藤田敏郎　安東克之＞　　288
　9．プロスタグランジン　　＜竹内和久＞　　293
索引　　　　299

内容説明

本書では、糖尿病、肥満、動脈硬化、高脂血症、高血圧、骨粗鬆症など、医療の現場で問題となっている生活習慣病関連のテーマを取り上げ、分子機構や遺伝子の解析の結果を含めて、病因や治療法についての新しい考え方を、おのおのの分野で御活躍している先生方が、簡潔に、わかりやすく解説している。また、生活習慣病の日常診療において、原因としての内分泌疾患が気付かれずに見過ごされていることが多い。従って、生活習慣病の診療においては内分泌学を正しく理解して臨むことも大切である。本書においても例年通り、視床下部‐下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎皮質、副腎髄質、性腺など、内分泌学の項目に従って、最近の進歩を解説した。

目次

１　トピックス（代謝（メタボリックシンドロームの概念；細胞内グルココルチコイド活性化酵素、１１β‐ＨＳＤ１（１１　β‐ｈｙｄｒｏｘｙｓｔｅｒｏｉｄ　ｄｅｈｙｄｒｏｇｅｎａｓｅ　ｔｙｐｅ　１）と肥満　ほか）
糖尿病（インスリン抵抗性の解析とＡＭＰＫ；インスリン分泌の分子機構　ほか）
内分泌（子宮筋腫の発育に関わる分子内分泌機構；子宮筋収縮の制御機構　ほか））
２　代謝（高脂血症；プリン代謝異常　ほか）
３　糖尿病（成因と病態；疫学　ほか）
４　内分泌（視床下部‐下垂体；甲状腺　ほか）

著者等紹介

金沢康徳［カナザワヤスノリ］
自治医科大学名誉教授

武谷雄二［タケタニユウジ］
東京大学教授

関原久彦［セキハラヒサヒコ］
横浜市立大学教授

山田信博［ヤマダノブヒロ］
筑波大学教授
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