感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Iwata Kentaro
6
献本御礼。非常に良い本でした。どこが良いかというと、「実践」「診療」と銘打っているところ。SDHは多かれ少なかれ全ての医療者が認識している概念だが、「だからなに」になりがち。具体的にどうする、まで踏み込んだ本でここまでコンプリヘンシブなのは初めて。とはいえこの手の本にありがちな「きれいな話」に偏っている印象もありもっとドロドロのSDHに踏み込めるかが次著の課題かも。例えばモラルハザード、犯罪/刑務所医療、STDパートナー未告知問題、患者の暴力など。 医療化の指摘(50P)は貴重。ではどうするかも関心事項2023/06/15
Moe Ushiki
1
SDHを医学教育の中でどう伝えていくか。そして、その前提として自身がどう診療の中で、実践していくか。そこの悩みの参考にさせていただきました。コラムが心に沁みます。2023/07/20