出版社内容情報
《内容》 こどもの患者に対する日常診療において，発疹を見る機会は非常に多い．その診療には，症状に裏にひそむ様々な感染症についての幅広い知識が求められる．多彩な臨床像を示す子供の発疹のみかたと鑑別，治療，管理などを経験豊かな専門家が具体的に，かつわかりやすく解説したハンドブック．
《目次》
目次
I．こどもの発疹のみかた―総論 〈日野治子〉 1
A．皮膚病変の特徴 3
1．主に紅斑・丘疹が出現する疾患 3
a．麻疹 3
b．風疹 3
c．突発性発疹 3
d．伝染性紅斑 6
e．伝染性単核症 6
f．Gianotti病とGianotti-Crosti症候群 6
g．猩紅熱（溶連菌感染症） 7
2．水疱を生じる疾患 7
a．水痘 7
b．単純ヘルペス 7
c．手足口病 8
3．蕁麻疹を生じる疾患 8
4．多形滲出性紅斑を生じる疾患 9
5．その他の症状 9
6．診断と鑑別 10
B．学校保健に関する事項 14
II．疾患ごとの特徴とみかた 23
1．麻疹 〈佐々木りか子〉 24
2．風疹 〈日野治子〉 30
3．突発性発疹（HHV-6，HHV-7感染症） 〈多屋馨子〉 38
4．伝染性紅斑 〈日野治子〉 47
5．エンテロウイルス感染症 〈川上理子〉 56
A．手足口病 57
B．非定型発疹症 60
6．単純へルペスウイルス感染症 〈小松崎眞，本田まりこ，新村眞人〉 67
7．水痘・帯状疱疹ウイルス感染症 〈吉田正己〉 77
A．水痘 77
B．帯状疱疹 81
8．伝染性単核症 〈日野治子〉 88
A．伝染性単核症 88
B．その他のEBV感染症について 97
9．サイトメガロウイルス感染症，Gianotti-Crosti症候群 〈丸山（小辻）智恵〉 100
A．サイトメガロウイルス感染症 100
B．Gianotti-Crosti syndrome（GCS） 104
10．Ｂ型肝炎ウイルス，Gianotti病 〈森嶋智津子〉 114
11-a．膿痂疹，SSSS 〈西嶋攝子〉 123
A．伝染性膿痂疹 124
B．ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群（SSSS） 126
11-b．黄色ブドウ球菌によるスーパー抗原関連発疹症（毒素性
ショック症候群・新生児MRSA発疹症） 〈岡田隆滋〉 128
A．毒素性ショック症候群（TSS） 129
B．新生児MRSA発疹症（スーパー抗原性発疹症） 131
11-c．溶血性連鎖球菌感染症（猩紅熱） 〈日野治子〉 139
12．川崎病 〈馬場直子〉 147
III．予防接種 〈日野治子〉 155
実際の予防接種 161
1．勧奨接種 161
2．臨時接種 161
3．任意接種 161
4．その他の予防接種 162
予防接種に際して注意すべきこと 162
付）小児に使うことの多い薬剤一覧 165
1．抗生物質 166
2．鎮静・催眠剤 170
3．解熱・鎮痛剤 170
4．抗ヒスタミン剤 171
5．抗アレルギー剤 172
6．抗ウイルス剤 173
索引 175
