眼,耳鼻,泌尿,整形外科記憶術

眼,耳鼻,泌尿,整形外科記憶術

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  • サイズ A5判/ページ数 184p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784498061033
  • NDC分類 496
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 記憶術シリーズ刊行にあたって  学問には大きく分けて2つの型がある.理論優先型と事実優先型である.前者の代表は数学であり,理論に基づいて整然と結果は導かれる.医学は明らかに後者の事実優先型であり,理論はあとまわし,場合によっては無くとも許されるのである.そして,事実優先型の学問の特徴は,試験となったときは「知らなくては出来ない」つまり考えても理論優先型の様に答えは出て来ないという点にある.此処に丸暗記の必然が生じて来る訳である.  そもそも丸暗記は不確実かつ記憶の保持が難しく,幾多の工夫がそれに対して為されて来たが,その多くは意味のない物を無理矢理意味付けする「こじつけ」「語呂合わせ」の類であり,それは確かに有効で古今東西人類の智慧として受け継がれている.  医師国家試験,専門医試験等医学試験は膨大な記憶量を要求しており,医学の進歩に伴ってこれらは更に増加してゆく.こうなれば単なる丸暗記では限界で,記憶の工夫が必要となってくるのは自明の理であるが,いかんせん出版されている書物は総てが事実の記載が目的たる学問書であり,決して記憶の便をはかったものではない.せいぜい「まとめ」と称して記憶優先順位を示すくらいのものである.  医学知識を語呂合わせ等を使って記憶して悪かろうはずはない.凡そ医学を志す者に知識は有れば有る程よいのだし,その手段は何であろうと問題はない.学校教育で「ヒトヨヒトヨニヒトミゴロ」「フジサンロクニオームナク」等にお世話にならなかった比とはいない筈であり,歴史の年代等も各種の記憶法に頼った筈である.  本書は記憶の立場から医学にアプローチするという新しい手法で書かれており,如何にして記憶しやすくするかという点を徹底的に追求したものである.記憶の便の為に学問的検知からはやや強引な割り切り方をした部分もあるが,大半はすんなりと受け入れてくださるものと信ずる.又,本書はいわゆる教科書とは全く別のものであるから,単独でなく併用して効果の上がるものである.制作にあたっては米国の著名なテキスト等にも英語の語呂合わせは記載されてあるが,言語が違う以上,そして日本には本書に類するものがない為まったくのゼロからスタートせねばならなかった.本書が読者諸氏の医学知識習得に少しでも役立てば苦労も報われようというものである.是非御活用をお願いする. 1985年6月 ※1991年11月追補増刷 TW教育研究会    《目次》 目次 眼科 1.MARIOTTE盲点の拡大 2 2.BJERRUM(ビエルム)暗点 3 3.視細胞の位置 4 4.棉花様白斑 5 5.交差現象 6 6.流行性角結膜炎(EKC) 8 7.樹枝状角膜炎 9 8.匐行性角膜潰瘍 10 9.春季カタル 11 10.BEHCET病の眼症状 13 11.閉塞隅角緑内障 15 12.開放隅角緑内障 16 13.網膜色素変性症 18 14.夕焼け眼底 20 15.球後視神経炎 21 16.交感性眼炎 22 17.MARFAN症候群 23 18.SCHIRMERテスト 25 19.トノグラフィー 26 20.斜視手術 27 21.ステロイドの副作用 29 22.IDU(点眼) 30 耳鼻咽喉科 1.耳のX線像(SCHULLER法とSTENVERS法) 34 2.副鼻腔のX線像(WATERS法) 35 3.耳小骨 36 4.耳せつ 37 5.鼓室形成術の適応 39 6.回転後眼振 40 7.温度性眼振 41 8.MENEERE病(1) 43 9.MENEERE病(2) 44 10.中耳真珠腫 45 11.流行性耳下腺炎と感音性難聴 46 12.鼻出血(1)KIESSELBACH部位 47 13.鼻出血(2)BELLOCQタンポン 48 14.アレルギー性鼻炎の原因 50 15.上顎洞手術(CALDWELL-LUE法) 51 16.術後性頬部嚢胞(1) 53 17.術後性頬部嚢胞(2) 54 18.副鼻腔炎と上顎眼 55 19.blow out fracture 57 20.副鼻腔線維腫 58 21.アデノイド 59 22.扁桃マッサージと陰窩洗浄法 60 23.扁桃摘出術の適応 61 24.扁桃周囲膿瘍 63 25.唾石症の好発部位 64 26.声帯ポリープと声帯結節 65 27.ポリープと結節の発生部位 66 28.喉頭癌 68 29.代用音声 69 30.反回神経麻痺 70 31.正中頸瘻 72 32.側頸瘻 73 33.気管切開の位置 74 泌尿器科 1.カテーテル,ブジーの太さ 78 2.金属カテーテル(ブジー) 79 3.海綿腎 80 4.馬蹄(鉄)腎 81 5.腎癌と孤立性腎嚢胞との鑑別 82 6.尿路結石の症状 83 7.尿路結石の最多は? 84 8.尿路結石のX線写真 85 9.cobra head(蛇頭)像 86 10.尿管瘤の尿道口よりの脱出 87 11.尿管瘤とVUR 88 12.神経因性膀胱とVUR 89 13.VURの治療 91 14.尿路結核 92 15.尿管異所開口 94 16.前立腺肥大症と前立腺癌の発生母地 96 17.前立腺肥大症の癌化 97 18.前立腺肥大症の手術 98 19.睾丸回転症 100 20.男性不妊の原因 101 21.KLINEFELTER症候群 102 22.腫瘍の好発転移部位 103 23.β-グルタロニダーゼ 105 24.骨盤骨折と尿道損傷 106 25.包茎 107 26.DENIS-BROWNE法 108 27.POLITANO-LEADBETTER法 109 28.WINKELMANN法 110 29.ANDERSON-HYNES法 111 30.腹膜透析 112 31.腎不全のワンパターン 113 整形外科 1.急性化膿性骨髄炎(1) 116 2.急性化膿性骨髄炎(2) 117 3.手根管症候群 119 4.正中神経麻痺 120 5.橈骨神経麻痺 121 6.尺骨神経麻痺 122 7.総腓骨神経麻痺 123 8.脛骨神経麻痺 124 9.FROMENT徴候 126 10.外傷性脱臼(1) 127 11.外傷性脱臼(2) 128 12.肩関節脱臼 129 13.肘関節脱臼 132 14.股関節脱臼 133 15.複雑骨折 134 16.小児の骨折 135 17.疲労骨折 137 18.SUDECK骨萎縮(1) 138 19.SUDECK骨萎縮(2) 139 20.偽関節なりやすい骨折 140 21.上腕骨骨幹部骨折 142 22.VOLKMANN拘縮 144 23.上腕骨顆上骨折の後遺症 146 24.上腕骨外顆骨折 148 25.肘内障 149 26.HUTER線 150 27.SCHEUERMANN病 151 28.DUPUYTREN拘縮 152 29.MADELUNG変形 153 30.SPRENGEL変形 154 31.HEBERDEN結節 155 32.swan neck変形 157 33.槌指(mallet finger) 158 34.骨盤骨折の合併症 159 35.大腿骨頭すべり症 160 36.大腿骨頭無腐性壊死 161 37.(小児)股関節結核 162 38.MCMURRAY test 163 39.先天性内反足 164 40.アキレス腱断裂 166 41.BOHLER角 167 42.KUNTSCHER釘 168 43.ENDER釘 169 44.GLISSON牽引 170 45.CRUTCHFIELD牽引 171 46.PERTHES病(1) 172 47.PERTHES病(2) 173 48.KIENBOCK病 174 49.KOHLER病 175 50.PANNER病 176 51.RA(慢性関節リウマチ)と赤沈値 177 52.強直性脊椎炎 178 53.骨形成不全と大理石病 179 54.骨肉腫の転移 180 55.類骨骨腫 181 56.脊髄腫瘍のミエログラム 182 57.脊髄腫瘍の髄液所見 184