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《目次》 目次 §1.外科における病院感染の現状と将来〈石引久彌〉 1 A.病院感染の歴史 1 B.病院感染の内容と発生頻度 2 C.発症における生体と微生物の相互関連性 3 D.病院感染と抗微生物薬剤の関連 5 E.病院感染防止対策の現状 6 §2.分離菌からみた周手術期感染症〈岩井重富・国松正彦・阿久津昌久〉 10 A.周手術期感染症 10 B.IVH汚染に起因する感染について 10 C.手術対象臓器，部位との関連 13 1.準無菌手術での術後感染の起因菌種 13 2.汚染手術での術後感染の起因菌種 15 D.抗菌剤投与との関連 18 E.MRSA enterocolitis 18 §3.手術部における病院感染〈小林寛伊〉 22 A.手術の清浄度と感染率 22 B.内因性感染とその対策 22 1.除毛方法 22 2.術前全身シャワー浴 23 3.無菌操作 24 4.手術時間 24 C.外因性感染とその対策 24 1.手術時手洗い 24 2.手術器械 26 3.消毒 26 4.ガウン・ドレープ 26 5.空調 27 6.手術創汚染の時期 28 §4.外科病棟における病院感染〈饗場庄一〉 31 A.術後感染症 31 B.術後腹腔内感染 32 C.外科病棟環境 34 1.病棟の汚染の実態 34 2.外科病棟における菌検査と対策 36 3.病棟での対策 下足の履きかえ・サージカルマットの効果と清掃 37 4.清掃，紫外線殺菌灯の効果 38 D.ドレッシング交換時の汚染と対策 39 1.ドレッシング交換の重要性 39 2.病室での二次的感染の予防 40 E.MRSA術後感染 41 1.MRSA感染 41 2.MRSAの感染対策 44 a)病院職員が媒介者にならない努力 44 b)患者の術前準備 45 c)抗生剤の選択 45 d)MRSA患者の病棟での扱い 45 F.血中ウイルス(B型肝炎・C型肝炎・AIDSなど)の医療従事者への感染対策 46 1.B型肝炎 46 2.C型肝炎 48 3.AIDS(後天性免疫不全症候群) 49 a)AIDSウイルス感染 49 b)HIVの感染経路 50 G.教育・啓蒙 52 §5.中心静脈カテーテル感染〈花谷勇治〉 56 A.中心静脈カテーテル感染の実態 56 1.中心静脈カテーテル留置頻度 56 2.中心静脈カテーテル感染の定義 56 3.中心静脈カテーテル感染頻度 56 4.中心静脈カテーテル感染頻度と臨床的背景因子との関係 57 5.中心静脈カテーテル感染に伴う合併症 57 B.中心静脈カテーテル感染分離菌と汚染経路 59 1.中心静脈カテーテル感染からの分離菌 59 2.分離菌別の臨床所見 60 3.中心静脈カテーテル汚染経路 61 4.カテーテル感染におけるbiofilmの意義 61 C.中心静脈カテーテル感染の診断と治療 61 1.カテーテル抜法 61 2.カテーテル先端培養 62 3.血液培養 62 4.カテーテル抜去後の化学療法 63 5.カテーテル再挿入 63 D.中心静脈カテーテル感染予防対策 63 1.カテーテル刺入 64 2.カテーテル留置期間 64 3.輸液管理 64 4.内因性汚染対策 65 §6.周手術期の真菌感染〈大久保憲〉 68 A.真菌の種類と特徴 68 B.真菌感染の発症(術後期と終末期の真菌感染) 69 C.分離される真菌 70 1.消化器領域にみられる真菌 71 2.血管内留置カテーテル感染と真菌 71 3.環境由来の真菌 71 D.汚染経路と対策 72 E.診断(迅速診断を含む) 72 1.Candida感染の血清学的診断 72 a)CAND-TEC法 73 b)(1→3)-β-D-グルカンの測定 73 c)D-アラビニトールの測定 73 2.中心静脈カテーテル留置患者における血清学的検査法の比較 73 3.家兎を用いた感染実験 74 F.治療(抗真菌薬の使い方) 75 1.アムホテリシンB(ファンギゾン(R)) 75 2.フルシトシン(アンコチルG(R)) 76 3.ミコナゾール(フロリードF(R)) 76 4.フルコナゾール(ジフルカン(R)) 76 G.C.albicansの発育に及ぼすフルコナゾール(FLCZ)の影響 77 H.真菌による病院感染予防のための環境整備 78 §7.心臓血管外科とMRSA感染症〈金香充範〉 80 A.心臓血管外科における感染症とその実態，発生頻度，分離頻度の推移 80 B.分離菌の型別変化と治療法 82 C.予防と感染対策 83 1.患者の隔離と医療従事者の手洗いの励行 84 2.予防的抗生剤の投与方法 84 3.MRSA専任医師制度 85 4.保菌者に対する処置 86 §8.食道癌手術後MRSA感染症〈斎藤貴生〉 88 A.食道癌術後感染症の特異点 88 1.術後感染症の変遷 88 2.術後感染症の特異点 90 a)易感染宿主 90 b)過大な手術侵襲 90 c)汚染環境 90 d)肺炎 91 B.MRSA感染症 91 1.頻度 91 2.病型 91 3.感染症の発症 92 4.MRSAの検出 93 5.経過と予後 93 6.MRSA肺炎の感染経路 93 C.易感染性の判定とその対策 94 1.食道癌術後感染症の易感染性要因 94 2.易感染性の判定 94 a)日和見感染の易感染性の判定 95 b)MRSA感染症の易感染性の判定 95 C)血清IgG2 96 3.易感染者への対策 96 D.今後の問題点 97 §9.消化器外科とMRSA感染症〈炭山嘉伸〉 100 A.消化器外科におけるMRSA病院感染 100 1.MRSA感染患者による環境の汚染 100 2.MRSA感染患者数と医療従事者の鼻粘膜MRSA保菌状況の関連 101 3.消化器外科病棟におけるMRSAの感染経路 103 a)MRSAの保菌時期 103 b)リカバリー室におけるMRSA感染 103 4.MRSA病院感染対策の実際 103 B.術後感染予防の抗菌剤の選択 104 1.術後に用いられる抗菌剤の抗菌特性 104 2.消化器外科術後の抗菌剤の選択の原則 105 3.胃癌術後の抗菌剤とMRSA感染発症率 105 4.結腸癌術後の抗菌剤とMRSA感染発症率 106 5.穿孔性腹膜炎の術後 107 6.侵襲の大きな手術 107 7.高齢者手術 107 8.MRSA感染予防のための抗菌剤の選択 108 C.MRSA感染対策の実行 109 D.感染対策と術後感染発症率，MRSA感染症の推移 110 E.今後の問題と解決策 111 §10.外科系救急領域のMRSA感染症〈望月弘彦・杉山 貢〉 113 A.救命救急センターの背景 113 B.MRSA検出症例の傾向 113 1.発生頻度 113 2.年齢 114 3.MRSA検出部位と細菌学的特徴 114 4.前投与抗菌剤 115 5.原疾患 115 6.MRSA検出症例の転帰 116 7.救急患者におけるMRSAの特徴 117 C.MRSAの感染経路 117 1.院内環境調査 117 2.鼻腔内細菌検査 117 3.MRSA感染経路 117 D.MRSA感染対策 118 E.MRSA感染対策の問題点 119 F.治療 120 1.全身状態の改善 120 2.感染巣，感染源の除去 120 3.抗菌剤療法 121 §11.MRSA感染症の迅速診断〈北川雄光〉 124 A.細菌，真菌感染症の迅速診断の必要性，その現状 124 B.PCR法を用いたMRSAの迅速診断 その原理と手技 125 1.PCR法の原理 125 2.PCR法のMRSA感染症への応用 126 3.PCR法によるMRSA菌血症迅速診断の手技 128 C.PCR法によるMRSA感染症迅速診断の臨床成績 129 1.潜在性MRSAの検出能 129 2.各種臨床検体からの検出 130 D.PCR法による迅速診断の問題点と今後の展望 130 §12.バンコマイシンとtherapeutic drug monitoring〈小林寛伊〉 133 §13.病院感染防止への提言 術後感染症対策について〈木村幸三郎・日馬幹弘〉 136 A.内因性感染対策 136 B.外因性感染対策 140 §14.これからの病院感染対策〈小林寛伊〉 144 A.現状の問題点 144 B.感染制御の組織化 146 C.諸外国の現状と日本の将来 147 1.臨床微生物学の将来 147 2.臨床微生物検査の現状と将来に関する国際的調査結果 148 索引 151 抗菌薬略号一覧表 154
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