出版社内容情報
《内容》 最近,著しく発展している動脈硬化症研究の現況をトピックスを中心にわかり易くまとめた書である.成因とかかわる内皮細胞,平滑筋細胞,マクロファージ・成長因子,脂質代謝,凝固線溶系などの問題・高血圧,糖尿病,肥満その他のリスクファクターの新しい見方・レオロジー,分子生物学などの新しいアプローチ・glycation,oxidationの意義,等々,“動脈硬化症とは何か”に迫るupdateな内容である. 《目次》 目 次□1 動脈硬化の成因1.動脈硬化の成立機序-総論- 〈北 徹〉 1A.動脈硬化の定義と臨床的意義 1B.動脈硬化の成立機序に関する学説の変遷 22.動脈硬化症の病理 〈住吉昭信〉 8A.粥状硬化とその形態 8B.粥状硬化の成り立ちとその進展 12C.粥状硬化の危険因子とその作用 15D.中膜石灰化硬化 16E.細動派硬化 163.動脈硬化と内皮細胞 〈島田和幸〉 19A.正常な内皮細胞機能 19B.動脈硬化と内皮の機能異常 204.動脈硬化と平滑筋細胞 〈森崎信尋〉 26A.動脈硬化症のモデルと平滑筋細胞の遊走および増殖 26B.平滑筋細胞のフェノタイプ 295.動脈硬化とマクロファージ 〈石橋 俊〉 34A.内皮細胞への単球の付着 34B.内皮下への単球の遊走と定着 35C.マクロファージの泡沫化 35D.他の血管壁細胞との相互作用 38E.今後の展望 396.脂質代謝と動脈硬化 〈寺本民生〉 42A.コレステロールと動脈硬化 42B.動脈硬化に関連深い高脂血症 43C.高脂血症による動脈硬化発症メカニズム 487.血小板・凝固-線溶系と動脈硬化 〈丸山征郎〉 55A.血管壁代謝と血小板・凝固-線溶系 55B.血小板と動脈硬化 64C.血小板・凝固-線溶系と動脈硬化 648.成長因子と動脈硬化 〈宮園浩平〉 68A.傷害反応説と成長因子 68B.PDGF(platelet-derived growth factor) 69C.TGF-β(transforming growth factor-β) 70D.FGF(fibroblast growth factor) 72E.VEGF(vascular endothelial growth factor) 72□2 リスクファクターの新しい見方9.高血圧と動脈硬化 〈大内尉義〉 74A.動脈硬化の危険因子としての高血圧 74B.高血圧の動脈硬化促進の機序 76C.降圧薬の抗動脈硬化作用 78D.高血圧と脂質代謝 8110.糖尿病と動脈硬化 〈山田信博・後藤田貴也〉 87A.疫学 88B.動脈硬化症の一般的成因 89C.糖尿病における脂質代謝 90D.高中性脂肪血症の問題 91E.血小板機能と糖尿病 92F.血管内皮細胞と糖尿病 92G.インスリンの影響 93H.糖化蛋白と動脈硬化 95I.その他 97J.治療上の問題点 9711.肥満と動脈硬化 〈金井秀行・松沢佑次〉 100A.肥満と動脈硬化に関する疾学的検討 100B.脂肪分布と肥満合併症 103C.内臓脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満 107D.内臓脂肪蓄積が肥満における代謝異常や高血圧の発症にどのような機序で関連するのか 10812.栄養・ライフスタイルと動脈硬化 〈板倉弘重〉 112A.栄養摂取と動脈硬化 112B.脂質と動脈硬化 114C.蛋白質と動脈硬化 115D.糖質と動脈硬化 116E.食物繊維と動脈硬化 116F.循環器疾患予防と食事 116G.喫煙と動脈硬化 117H.運動・ストレスと動脈硬化 11713.老化と動脈硬化 〈村野俊一・齋藤 康〉 119A.生理的老化と動脈硬化 119B.粥状動脈硬化と老化 119C.粥状動脈硬化の危険因子と老化 120D.細胞レベルの硬化とWERNER症候群 121E.遺伝子(分子)レベルの老化 122F.老化遺伝子と粥状動脈硬化 123□3 動脈硬化の新しいアプローチ14.サイトカインと動脈硬化 〈島野 仁〉 126A.インターロイキン1(IL-1) 126B.その他のインターロイキン 127C.tumor necrosis factor(TNF) 127D.サイトカインと粘着因子 128E.インターフェロンγ(IFN-γ)とMHCの発現 128F.monocyte-colony stimulating factor(M-CSF)と動脈硬化 12915.動脈硬化におけるグリケーションの意義 〈堀内正公〉 131A.MAILLARD反応 131B.MAILLARD反応前期生成物 131C.MAILLARD反応後期生成物 13316.動脈硬化におけるoxidationの意義 〈二木鋭雄〉 138A.LDLの酸化 139B.LDL酸化の抑制 14217.レオロジーからみた動脈硬化 〈由谷親夫〉 147A.高脂血症剖検例から見たレオロジーと動脈硬化 147B.若年者剖検例から見たレオロジーと動脈硬化 151C.血管平滑筋細胞とレオロジー 151D.血管平滑筋細胞のphenotypeと動脈硬化 15318.動脈硬化の分子生物学 〈山本徳男〉 158A.家族性高コレステロール血症とLDLレセプター 158B.LDLレセプターの構造と機能 159C.分子生物学的に見た今後の展望 16319.プロスタグランジンと動脈硬化 〈井藤英喜〉 165A.アラキドン酸カスケードについて 165B.アラキドン酸代謝産物と動脈硬化 167C.糖尿病とプロスタグランジン 16920.動脈硬化巣の形成と平滑筋の分化異常 〈永井良三・黒尾 誠〉 175A.血管平滑筋は4種類のミオミン重鎖アイソフォームを血管発生の過程で発現変換する 175B.ウサギを用いた実験動脈硬化巣で増殖する平滑筋は胎児期平滑筋の形質を示す 176C.バルーニング障害後の大動脈中膜では,平滑筋細胞の脱落と非平滑筋細胞の増生が生じる 178D.高コレステロール食負荷時に増生する内膜平滑筋はバルーニング障害時と同様に胎児期平滑筋の形質を示す 18021.循環器から見た動脈硬化 〈李 英俊・山口 洋〉 181A.冠硬化症の進展と退縮 181B.PTCA再狭窄の発生と防止 183C.移植心における冠硬化の発生 188索引 197



