出版社内容情報
《内容》 注目すべきトピックを選び，その分野の第一人者が内外の文献を踏まえて最新の進歩を展望する．定評ある年刊書の最新版．
《目次》
I◆循環器の生物学
1．心血管幹細胞の分子生物学 ＜栗原裕基 栗原由紀子 西山功一＞…1
2．心血管細胞の老化 ＜南野 徹＞…8
3．心筋細胞の細胞周期 ＜伊藤 宏＞…16
4．造血系サイトカインの心臓に及ぼす作用 ＜高野博之 小室一成＞…20
5．リアノジン受容体と心筋収縮 ＜矢野雅文＞…29
6．二次心臓形成領域（secondary heart field） ＜山岸敬幸 山岸千尋＞…36
7．不整脈領域におけるチャネル病 ＜堀江 稔＞…44
II◆疾患の病因と病態
1．AT1受容体とinverse agonist ＜赤澤 宏 小室一成＞…51
2．ヒトES細胞を用いた再生医療 ＜曽根正勝 伊藤 裕 中尾一和＞…59
3．血管炎症とARB ＜前村浩二＞…64
4．再灌流と微小循環障害 ＜伊藤 浩＞…72
5．チアノーゼ性心疾患とVEGF ＜森 善樹＞…79
6．心不全における酸化ストレスの関与 ＜井手友美 筒井裕之＞…84
7．薬剤溶出性ステント（DES）による再狭窄抑制機序 ＜小林欣夫＞…90
8．成人先天性心疾患におけるBNPの意義 ＜姫野和家子 赤木禎治＞…98
9．小児期からのメタボリックシンドローム ＜岡田知雄＞…104
10．Marfan症候群の新しい遺伝子 ＜水口 剛 松本直通＞…109
11．うつ病と循環器疾患 ＜中尾睦宏 久保木富房＞…115
12．循環器疾患におけるバイオインフォマティクス ＜澤城大悟 鈴木 亨 山崎 努 永井良三＞…121
III◆診断と治療─最近の進歩
A．虚血性心疾患
1．急性冠症候群とバイオマーカー ＜横山光宏＞…127
2．MRIによる冠動脈病変の描出 ＜佐久間 肇＞…131
3．Tissue Strain Imagingによる局所心筋機能評価 ＜浅田健一 竹中 克＞…136
4．循環器疾患における喫煙のリスクと対策 ＜飯田真美 藤原久義＞…141
5．薬剤溶出ステントの臨床効果と予後 ＜上妻 謙＞…148
6．急性冠症候群とスタチン ＜横山貴之 代田浩之＞…156
7．女性の狭心症 ＜阿部弘太郎 毛利正博 下川宏明＞…164
8．心臓リハビリテーション（心筋梗塞後，術後） ＜松本晃裕＞…169
B．心不全
1．日本人における慢性心不全の特徴とそれに基づく治療戦略 ＜百村伸一＞…182
2．心不全治療における心臓交感神経活性の評価 ＜中田智明＞…188
3．アルドステロン拮抗薬の大規模介入試験 ＜吉村道博＞…194
4．植込み型補助人工心臓によるDestination Therapy ＜川合明彦＞…199
C．不整脈
1．心房細動に対するARB/ACEIによるリモデリング抑止効果 ＜熊谷浩一郎＞…203
2．心房細動アブレーション治療の適応と問題点 ＜庄田守男＞…208
3．Brugada症候群の臨床 ＜井上 博＞…215
4．心外膜アプローチによる心室頻拍のアブレーション ＜副島京子＞…223
5．植込み型除細動器治療の現状と将来 ＜鎌倉史郎＞…227
6．小児不整脈に対する非薬物治療 ＜牛ノ濱大也＞…232
D．心筋症
1．急性・劇症型心筋炎の新しい診断・治療ガイドライン ＜品川弥人 和泉 徹＞…239
2．拡張型心筋症のスタチン療法 ＜橋本重正 野出孝一＞…245
E．高血圧・肺高血圧症
1．高血圧治療ガイドライン2004 ＜安東克之 藤田敏郎＞…251
2．高齢者高血圧の治療 ＜小島太郎 大内尉義＞…257
3．仮面高血圧・早朝高血圧の臨床的意義 ＜桑島 巌＞…262
4．β遮断薬の降圧薬としての意義 ＜高橋敦彦 久代登志男＞…271
5．睡眠時無呼吸症候群と高血圧治療 ＜甲谷友幸 苅尾七臣＞…280
6．腎動脈狭窄に対するカテーテル治療 ＜木村玄次郎＞…288
F．先天性心疾患
1．学校心臓検診2006 ＜吉永正夫＞…295
2．学校生活管理指導表の意図と使い方 ＜長嶋正實＞…303
3．川崎病心臓血管後遺症の管理の現状 ＜鮎沢 衛＞…310
4．先天性心疾患の3次元画像診断 ＜近藤千里 立石 実＞…316
5．心房中隔欠損のカテーテル治療 ＜須田憲治＞…322
6．動脈管開存のcoil embolization ＜中西敏雄＞…333
G．大動脈疾患・末梢動脈疾患
1．大動脈弁形成術の現況 ＜新沼廣幸 川副浩平＞…336
2．胸部大動脈瘤外科治療の最近の成績 ＜数井暉久 鷲山直己＞…342
3．大動脈解離におけるmalperfusionの治療 ＜川人宏次＞…351
4．虚血肢に対する末梢幹細胞移植 ＜鈴木智裕 高橋将文 吉岡 徹 池田宇一＞…359
索引…366
目次
１ 循環器の生物学（心血管幹細胞の分子生物学；心血管細胞の老化；心筋細胞の細胞周期 ほか）
２ 疾患の病因と病態（ＡＴ１受容体とｉｎｖｅｒｓｅ ａｇｏｎｉｓｔ；ヒトＥＳ細胞を用いた再生治療；血管炎症とＡＲＢ ほか）
３ 診断と治療―最近の進歩（虚血性心疾患；心不全；不整脈 ほか）
著者等紹介
矢崎義雄［ヤザキヨシオ］
独立行政法人国立病院機構理事長
山口徹［ヤマグチテツ］
虎の門病院院長
高本眞一［タカモトシンイチ］
東京大学教授
中澤誠［ナカザワマコト］
東京女子医科大学教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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