出版社内容情報
《内容》 呼吸管理の実際を最新の知識，技術により，わかり易く解説した書である. 各種呼吸療法の方法，手技，適応，合併症，各種病態の概略，治療の考え方，治療法の選択，治療効果の評価，予後などについて，図，写真を豊富にとり入れ，具体的，実践的にあらわしたもので，麻酔，ICU関係者はもとより，一般病棟で呼吸管理を必要とする患者を診る医師，ナース，また臨床工学士の方々に是非おすすめする. 序 呼吸器系の治療に関する成書としては，すでに中外医学社から「呼吸管理の基本手技」なる立派な本が出版されている.同社からより実践的な呼吸管理の本を出版してみてはとのご依頼をうけた時には，はたして出版に値するものができるのかと不安でいっぱいであった.しかし幸いにも人工呼吸療法の理論と臨床に習熟している名古屋大学救急部・集中治療部の武澤純助教授と，米国で実際にRRTとしての臨床経験を持つ昭和大学の宮川哲夫先生という2人の編者の協力を得ることにより，発刊までこぎ着けた次第である. わが国では呼吸管理は主として医師および看護婦により行われており，クリニカルエンジニアは人工呼吸器の保守点検業務を行っているにすぎない.しかし諸外国では呼吸療法士というコメディカル領域を独立させているところが多い.このことの賛否については議論のあるところであるが，現在のように急性期から慢性期在宅治療まで幅の拡がった呼吸管理の領域を，医師や看護婦が片手間的に行える時代は過ぎたように思われる.このため，わが国でも麻酔学会・胸部疾患学会・胸部外科学会の三学会を中心に呼吸療法士の制度の導入が検討され，近々実現される予定である. 以上のような状況下で，この方面の専門家諸氏の協力を得て本書を発刊できたことは望外の歓びである.本書では第1部に，現在頻用されている呼吸療法の適応，手技の実際とそれに伴う副作用について詳しく述べた.また第2部では各種呼吸障害に対する最新の治療法について解説を加えた.第1部は主として若手医師，看護婦，理学療法士，クリニカルエンジニア，および将来呼吸療法士の資格を得ようと考えているコメディカルの諸氏にとって最適の内容であると自負している.第2部は最新の治療法を学ぼうとする医師諸氏に向いていると考える.ご一読のうえ，評価いただければ幸いである. 1995年7月 島田康弘 《目次》 目次 第I部 各種呼吸療法の実際 1.酸素療法 2 1)入院患者に対する各種酸素療法〈田口 泰，沓澤智子，太田保世〉 2 A.酸素療法の適応 2 1.組織の低酸素症 2 2.酸素療法の適応基準 3 3.適応疾患 4 B.酸素療法の実際 4 1.酸素吸入器具 4 a.鼻カテーテル 5 b.鼻カニューラ 5 c.単純フェイスマスク 5 d.リザーバー付きマスク 5 e.ベンチュリーマスク 6 f.その他 7 2.投与法 7 3.目標とモニタリング 7 C.副作用 8 1.酸素中毒 8 2.呼吸中枢の抑制 8 3.吸収性無気肺 8 2)在宅患者に対する各種酸素療法〈沓澤智子，太田保世〉 9 A.適応基準と対象基礎疾患 9 B.酸素供給源 10 1.高圧酸素ボンベ 10 2.酸素濃縮器 11 a.膜型 12 b.吸着型 12 3.液体酸素 12 4.酸素供給源の変化 13 C.酸素節約器具および新しい酸素投与法 14 a.酸素投与器具 14 b.経気管酸素投与法 14 D.在宅酸素療法の準備と酸素処方 15 E.今後の動向と問題点 15 2.気道の給湿療法〈磨田 裕〉 18 A.加温加湿の必要性 18 B.水分量，湿度と加湿 19 C.給湿療法のための器具 20 1.加温加湿器 20 a.カスケード加湿器 20 b.フィッシャーパイケル社MR型シリーズ 20 c.常温気泡型加湿器 21 2.人工鼻 22 3.滴下，注入法 23 D.副作用 23 1.細菌汚染 23 2.過剰加湿・気道熱傷・うつ熱 23 3.換気の中断・ガスリーク 23 3.エアゾール吸入療法〈後藤幸生〉 25 A.エアゾール吸入療法について 25 B.エアゾール吸入療法の利点，欠点 25 C.エアゾール吸入療法の対象となる病態 26 D.エアゾール吸入療法に用いられる器具 26 1.ジェットネブライザ 27 2.間欠的陽圧駆動法による装置 27 3.超音波ネブライザ 29 4.気道内振動吸入法 30 5.液体フレオン駆動による器具(MDI) 30 6.特殊なアダプター器具によるもの 31 E.エアゾール吸入法で使用される薬剤 32 1.交感神経刺激薬 32 2.抗コリン薬 32 3.ステロイド剤 34 4.粘液溶解薬・気道清浄薬 34 5.抗アレルギー薬 34 6.抗生物質 35 F.内科的呼吸器疾患と吸入療法の実際 35 1.気管支喘息 35 a.発作時の吸入療法 35 b.緩解時あるいは慢性非発作時の吸入療法 35 2.慢性気管支炎・肺気腫 35 3.気管支拡張症・肺化膿症 36 G.外科的疾患(術前・術後)と吸入療法の実際 36 1.術前療法 36 2.術中エアゾール吸入療法 36 3.術後のエアゾール吸入療法 37 H.その他 38 4.気道清浄法 39 1)体位排痰法〈服部智司〉 39 A.体位変換 39 B.体位ドレナージ 39 C.治療効果の評価 42 2)肺理学療法〈福岡敏雄〉 42 A.用手法による肺理学療法に先立って 42 B.用手法の手技の実際 43 1.軽打法(パーカッション) 43 2.振動法(バイブレーション) 45 3.シェイキング(ゆさぶり法) 45 4.スクウィージング(圧迫法) 45 5.痰の除去 47 C.用手法を行う場合の注意 47 D.治療効果の評価 48 3)気道吸引法〈若松正樹〉 48 A.吸引に必要な器具 48 1.吸引カテーテル 48 2.吸引装置 49 3.モニター 49 4.その他 49 B.合併症およびその対策 49 1.低酸素血症 49 2.不整脈 50 3.低血圧 50 4.肺虚脱 50 5.粘膜損傷 50 6.汚染 50 7.頭蓋内圧亢進 50 C.気管内吸引の手技および方法 51 1.吸引前準備 51 a.preoxygenation 51 b.過換気および肺加圧 51 c.生理的食塩水の滴下 51 2.吸引テクニック 51 3.吸引後処置 52 D.適応 52 E.治療効果の評価 52 F.経鼻吸引法 52 4)気管支ファイバースコープ〈雨宮裕子，輿石義彦，雨宮隆太〉 53 A.bronchial toiletの対象となる症例 53 B.bronchial toiletを行う前に 53 C.bronchial toiletの手技 54 1.麻酔 54 2.気管支ファイバースコープの挿入 54 3.気道内操作 55 D.bronchial toilet時に付随する治療法 56 1.経気管支鏡的酸素投与法 56 2.選択的気管支内送加圧法 56 5.肺胞を開くための療法 59 1)呼吸訓練〈宮川哲夫〉 59 A.横隔膜呼吸 59 1.適応と方法 59 2.効果 61 3.禁忌・注意点 62 B.胸式呼吸 62 1.下部胸式呼吸 62 2.部分呼吸 63 C.口すぼめ呼吸 63 D.腹圧呼吸 63 E.バイオフィードバックを利用した呼吸訓練 64 F.呼吸筋トレーニング 64 1.過換気法 64 2.吸気抵抗負荷法 65 G.人工呼吸中の呼吸訓練と運動療法 66 1.呼吸訓練 66 2.運動療法 67 2)マスクCPAP〈若松正樹〉 68 A.目的 68 B.装置 68 C.方法 69 D.適応 70 a.術後無気肺 70 b.急性呼吸不全 70 c.肺外傷 70 d.肺水腫 70 e.喘息・COPD 70 E.禁忌 71 F.治療効果の評価 71 G.合併症 71 H.利点と欠点 71 3)incentive spirometry(spirometer)〈宮川哲夫〉 72 A.目的 72 B.器具 72 C.適応・禁忌・注意点・方法 74 D.効果 75 4)間欠的陽圧呼吸(IPPB)〈若松正樹〉 75 A.目的 76 B.適応 76 a.術後症例 76 b.拘束性肺疾患 76 c.閉塞性肺疾患 76 C.禁忌 76 D.方法 76 E.治療効果の評価法 77 F.合併症 77 a.気道内陽圧に伴う圧外傷 77 b.不適切な使用(不同調・浅呼吸など)による副作用 77 G.IPPB評価の変遷 78 6.気道確保の方法〈安本和正〉 82 1)マスク／エアウェイ 82 A.下顎挙上 82 B.エアウェイ使用による方法 83 2)ラリンジャールマスク 84 A.LMの構造 85 B.LMと気管内挿管により得られる気道確保の違い 86 1.気道確保時 86 2.気道確保状況 86 a.強制換気に対して 87 b.誤嚥 87 C.LMの利点 87 a.LMの挿入操作 87 b.挿入時の循環動態への影響 87 c.気道への侵襲 88 d.呼吸仕事量 88 D.呼吸管理におけるLMの応用 88 E.LMの使用法 89 a.準備 89 b.麻酔 89 c.挿入の方法 90 3)経口経鼻気管内挿管 90 A.適応 90 B.経口と経鼻挿管の比較 90 C.気管内挿管に必要な用具 91 D.気管内挿管の基本的手技 93 1.喉頭ならびに気管の表面麻酔 93 2.喉頭鏡の操作 93 3.挿管法 94 a.直視下経口挿管 94 b.直視下経鼻挿管 94 c.盲目的経鼻挿管 94 d.ファイバースコープを用いた気管内挿管 95 e.逆行性誘導による気管内挿管 95 f.ラリンジャールマスクと気管支ファイバースコープを用いた挿管法 95 E.カフへの空気の注入 96 a.カフの必要性 96 b.カフ内圧と気管壁への側圧 96 c.カフ容量 96 d.カフによる損傷への対策 96 4)気管切開 98 A.適応と意義 98 B.気管内挿管から気管切開への移行の決定 98 C.気管切開チューブ 99 D.特殊チューブ 99 a.会話用気管切開チューブ 99 b.トラケアボタン 100 E.気管切開の手技 100 F.緊急気道確保セット 100 5)人工気道の問題点 101 7.人工呼吸法 103 A.呼吸不全の分類〈武澤 純〉 103 1.急性酸素化能低下 103 2.急性換気能低下 104 3.慢性呼吸障害 105 B.機械的人工呼吸開始基準〈武澤 純〉 105 C.機械的人工呼吸〈武澤 純〉 106 1.陽圧換気の生理学的影響 106 2.陽圧換気の換気様式 106 3.volume targeted mode 107 4.pressure targeted mode 108 5.mandatory minute ventilation 108 6.部分的換気補助と全換気補助 109 D.人工呼吸器の設定時の注意点〈武澤 純〉 109 1.呼吸回数および1回換気量 109 2.死腔換気 109 3.時定数 110 4.圧損傷 110 5.吸気流速波形および最大吸気流速 110 6.吸呼気比(I／E比) 111 7.inflation holdまたはpause 111 8.PEEPとFIO2 111 9.sigh breath 112 10.人工呼吸器の初期設定条件 112 E.機械的人工呼吸からの離脱(weaning)〈武澤 純〉 112 1.weaningの開始基準 112 2.抜管基準 112 a.最大吸気圧 113 b.肺活量 113 c.分時換気量と最大努力性分時換気量 113 d.耐久力(呼吸筋疲労) 114 e.呼吸パターン 114 f.呼吸仕事量 114 g.気管閉塞圧(P0.1) 114 h.スコアリングシステム 115 F.weaningの手順〈武澤 純〉 115 G.HFV(high frequency ventilation)〈桑山直人〉 116 1.定義 116 2.分類 116 3.HFVにおけるガス交換機構 116 a.対流 117 b.分子拡散 118 4.HFVの方法 118 a.HFPPV 118 b.HFJV 118 c.HFOV 120 H.IRV(inverse ratio ventilation)〈桑山直人〉 120 1.定義 120 2.目的 121 3.方法 121 4.IRVの有効性について 121 I.PSV(pressure support ventilation)〈桑山直人〉 123 1.定義 123 2.目的 123 3.方法 123 4.PSVの適応 124 5.PSVの欠点 124 J.呼吸仕事量〈桑山直人〉 125 1.測定の意義 125 2.測定方法 125 8.人工肺〈西田 修，勝屋弘忠〉 131 A.人工肺を用いた治療の歴史と用語 131 B.ECL(H)A管理の実際 132 1.人工肺の選択 132 2.装置と回路 134 3.ブラッドアクセス 134 4.管理の要点 135 5.抗凝固と出血 135 6.その他の合併症と対策 136 C.適応 136 D.将来の展望 137 第II部 各種呼吸障害に対する最近の治療法 1.慢性閉塞性肺障害(COPD)〈越久仁敬〉 140 A.病態の概略 140 B.診断 141 C.治療 141 1.急性増悪期 141 a.酸素化と換気量の維持 142 b.気道のクリーニング 144 c.機械呼吸 145 2.慢性安定期 146 a.禁煙 146 b.気管支拡張剤 146 c.ステロイド剤 146 d.抗生物質・合成抗菌剤 147 e.在宅酸素療法 147 f.利尿剤 148 g.運動療法・リハビリテーション 148 2.気管支喘息〈高木健三〉 150 A.気管支喘息の概略 150 1.気管支喘息とは 150 2.気管支喘息の分類 150 a.病型による分類 150 b.病態による分類 153 3.気管支喘息の病態生理 153 a.即時型喘息反応 154 b.遅発型喘息反応 154 c.後遅発型喘息反応 154 4.気管支喘息の診断 154 B.気管支喘息の治療，呼吸管理 156 1.気管支喘息治療の考え方 156 2.初期治療での手順 156 3.喘息コントロールの目標と方法 157 4.治療法の選択 157 a.慢性喘息患者の管理 157 b.喘息症状の急性増悪の治療(管理) 161 c.エマージェンシー 162 5.予後 163 3.肺水腫〈荒川迪生，田中春仁，神原健治郎〉 164 1)病態の概略 164 A.概念 164 B.病態生理 164 C.分類 165 1.発生機序からみた分類 165 a.圧亢進型肺水腫 165 b.透過性亢進型肺水腫 165 2.病理組織学的分類 165 a.間質性肺水腫 165 b.肺胞性肺水腫 166 3.原因疾患による分類 166 a.心原性肺水腫 166 b.非心原性肺水腫 166 2)心原性肺水腫 166 A.概念 166 B.原因疾患 166 1)急性心筋梗塞 166 2)狭心症 167 3)心筋症 167 4)僧帽弁疾患 167 5)大動脈弁疾患 167 6)高血圧性心不全 167 C.臨床症状 167 1)間質性肺水腫期 167 2)肺胞性肺水腫期 167 D.治療の考え方 167 1)診断と重症度の把握 167 2)治療の考え方 169 E.治療法の選択 170 1.一般的治療 170 2.循環障害に対する治療 170 a.前負荷減少を目的とする治療 170 b.後負荷減少を目的とする治療 170 c.強心作用を目的とする治療 170 d.効果が不充分な場合 171 3.呼吸障害に対する治療 171 a.換気補助が不要な場合 171 b.換気補助を要する場合 171 3)神経原性肺水腫 172 A.概念 172 B.機序 173 C.検査所見 173 D.治療 173 4.成人型呼吸窮迫症候群(ARDS)〈中沢弘一，天羽敬祐〉 175 A.診断 175 B.臨床所見および病態 176 1.発症初期 176 2.進行期 177 3.治癒期・晩期 178 C.ARDS発症に関与する因子 179 1.エンドトキシン 179 2.TNF 179 3.好中球 180 D.治療 180 1.ガス交換の改善 180 a.PEEPの応用 180 b.pressure controlled inverse ratio ventilation(PCIRV) 181 c.low frequency positive pressure ventilation with extracorporeal CO2 removal (LEPPV-ECCO2R) 181 d.airway pressure release v e ntilation ( APRV) 182 e.premissive hypercapnia 182 f.tracheal gas insufflation 182 2.薬物療法 182 a.ステロイド 182 b.肺血管拡張療法 183 3.ARDS薬物療法の将来 184 a.抗エンドキシン抗体 184 b.抗TNF抗体 184 c.サーファクタント 185 5.外傷〈多治見公高，広沢邦浩〉 188 1)救急外来における呼吸管理 188 A.気道確保 188 1.頸椎損傷 188 2.気管，気管支損傷 188 B.換気補助 188 2)集中治療室での呼吸管理 189 A.気道の管理 189 1.挿管の経路 経口か経鼻か? 189 2.気管切開の適応 190 3.気管内吸引 190 B.換気モード 190 C.除痛 190 1.硬膜外ブロック 190 2.胸腔内ブロック 190 D.呼吸理学療法 191 E.感染対策 191 1.外因感染への対策 192 2.内因感染への対策 192 3)患者の院内移送時での呼吸管理 192 A.移送時の人工呼吸 192 B.移送中のモニター 192 4)胸部外傷の呼吸管理 193 A.ショック症状の初期評価と治療 193 1.緊張性気胸 193 2.心タンポナーデ 193 3.大量血胸 194 4.心筋挫傷 194 B.肋骨骨折 195 C.肺実質損傷 196 1.肺挫傷 196 2.肺裂傷 197 5)胸部以外の外傷における呼吸管理 199 A.頭部外傷 199 1.嚥下性肺炎 199 2.脳圧の管理 199 B.脊髄損傷 199 C.腹部外傷 200 1.腹腔内圧の測定法 200 2.減圧 開腹の適応 200 6)外傷における急性呼吸窮迫症候群 200 A.誘因と成立機序 200 B.病期による形態と病態 200 C.診断 201 1.診断基準 201 2.画像診断 201 a.胸部単純X線写真 201 b.胸部CT 202 D.予防 202 E.治療 202 1.premissive hypercapnia 202 2.呼吸理学療法 203 3.SDD 203 6.術後呼吸不全〈妙中信之〉 204 1)大手術後にみられる術後呼吸不全の病態と分類 204 A.炭酸ガス蓄積を主徴とする病態 204 a.分時換気量の低下 204 b.肺胞低換気 204 c.炭酸ガス産生量の増加 205 B.低酸素血症を主徴とする病態 205 a.肺胞低換気 205 b.肺内シャント増大・換気血流比の異常 205 C.呼吸仕事量増加と呼吸不全 205 2)術後呼吸不全を来す肺病変 206 1.無気肺 206 2.肺炎 207 3)開心術後呼吸不全 208 A.開心術後の呼吸系の病態 208 B.開心術後呼吸不全を来す病変とそれに対する治療の考え方と方法，予後 208 1.脳血管障害による呼吸抑制 208 2.横隔神経麻痺 209 3.心臓性悪液質 209 4.無気肺 210 5.心原性肺水腫 210 6.体外循環後肺障害 211 7.肺炎 211 8.肺高血圧症 211 9.呼吸筋疲労による呼吸不全 212 4)開胸術後呼吸不全 213 A.食道癌根治術 213 1.食道癌根治術後の呼吸系の病態 213 2.肺合併症 215 a.無気肺 215 b.誤飲性肺炎 215 c.ARDS 215 d.心原性肺水腫 215 e.肺炎 215 f.その他の呼吸器合併症 215 3.治療の考え方と方法 215 4.予後 216 B.肺切除術後呼吸不全 216 a.一側肺全摘術後肺水腫 216 b.乳び胸 217 c.気管・気管支瘻 217 C.胸部大動脈瘤術後呼吸不全 217 7.睡眠呼吸障害〈安間文彦〉 219 A.睡眠呼吸障害の概略 219 B.睡眠時無呼吸症候群(SAS)の概略 220 1.定義 220 2.診断 220 3.無呼吸の分類 220 C.閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS) 221 1.病態 221 2.疫学 223 3.臨床所見と診断 223 4.治療の概要 224 5.内科的治療 224 6.外科的治療 226 7.予後 226 D.中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSAS)と周期性呼吸 226 1.病態 226 2.疫学 228 3.臨床所見と診断 229 4.治療の概要 229 5.予後 229 E.中枢性肺胞低換気症候群(CAH) 229 1.病態 229 2.疫学 230 3.臨床所見 230 4.診断 230 5.治療 231 6.予後 232 略語一覧 235 索引 237 0 0 0
