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出版社内容情報
《内容》 脳神経領域の特に注目すべきトピックスを選び,それぞれ第一人者が内外の文献をふまえて,最新の進歩をreviewしている.単なる文献抄録ではなく,その内容,評価が理解できる.どのような業績,文献があったかを毎年確実にフォローできる.主要な文献を網羅していることにより,reference sourceとしても便利. 《目次》 目 次I.Basic Neuroscience 1.痛みとGABAAreceptor <中村重信 村岡朋子> 2.睡眠とclock gene <裏出良博> 3.老化の遺伝子 <鍋島陽一> 4.神経の再生 <井出千束> 5.髄鞘形成の分子生物学 <植村慶一>II. 検査法 1.神経超音波診断法 <永井 秀政 森竹浩三> 2.MRA - 最近の進歩 <百島祐貴> 3.MRI: 最近の進歩 <中田 力 岡本浩一朗 松沢 等> 4.出生前診断の現状 <片山 進>III.治療法 1.脳保護療法の現状 <山脇健盛 成冨博章> 2.AIDS治療法-最近の進歩- <小松本悟> 3.家族性アミロイドポリニューロパチーに対する肝移植-その適応と治療効果 <池田修一>IV.脳死 脳死判定の現状と問題点-臓器移植とも関連した最近の動き <塩貝敏之>V.感染症 脳膿瘍-現状と治療の進展 <竹下幹彦>VI.脳血管障害 1.CADASIL <内山真一郎> 2.脳梗塞再発予防 <棚橋紀夫> 3.脳卒中におけるNOの功罪 <田中耕太郎> 4.脳卒中における遺伝子発現 <金光秀晃 田村 晃>VII.脳腫瘍 1.下垂体腺腫の治療―最近の進歩 <寺本 明> 2.グリオーマの組織学的分類-最近の進歩 <中里洋一> 3.胚細胞性腫瘍―治療の進歩 <松谷雅生>VIII.外傷 1.外傷性脳血管障害 <塩川芳昭 斎藤 勇> 2.脳(頭部)外傷後の精神障害 <今村陽子 植村研一> 3.脳損傷の低体温療法 <上出廷治 端 和夫>IX.変性疾患 1.Alzheimer病とミトコンドリア <太田成男> 2.ミオクローヌスてんかん(Unverricht)とシスタチンB遺伝子 <鈴木義之> 3.家族性運動ニューロン疾患研究の進歩 <佐々木良元 葛原茂樹>X.代謝性疾患 1.Vitamiin E deficient ataxia <村山繁雄> 2.Fabry病の不全型―特にその心型について <桜庭 均>XI.脱髄性疾患 1.脱髄性疾患の動物モデル <井上 敦 高昌 星> 2.脱髄性疾患の電気生理学-最近の進歩 <馬場正之 尾崎 勇>XII.末梢神経疾患 Autoimmune ataxic neuropathy(sensory ganglionopathies) <翠健一郎 永松正明 祖父江元>XIII.脊髄疾患 脊髄血管障害 <川本俊樹 金 彪>XIV.筋疾患 1.肢帯型筋ジストロフィー Adhain異常 <樋口逸郎> 2.肢帯型筋ジストロフィー Calpain 3異常 <南 成祐> 3.筋緊張性ジストロフィーとミオトニン・プロテイン・キナーゼ <笹川 昇 石浦章一> 4.Bethlem myopathy <古谷博和>XV.自立神経疾患 1.自律神経機能検査法-最近の進歩 <田村直俊 島津邦男> 2.Acute pandysautonomia: 治療の進歩 <牛山雅夫>XVI.機能性疾患 片頭痛治療の進歩 <坂井文彦>XVII.小児神経疾患 1.自閉症の発症機構と治療 <橋本俊顕> 2.脳形成異常の病因と病型 <八木和一 松田一己>XVIII.小児脳外科 1.Chiari奇形 <村井尚之 山浦 晶> 2.くも膜嚢胞-最近の知見 <森本雅徳 森 惟明>XIX.疫学 ミトコンドリア病の疫学 <牧野道子 埜中征哉>
内容説明
今回本書に取りあげた項目の中には、新しい研究業績を紹介することはもとより、今日用いられている検査法や診断、治療法の進歩も採用し、日常の診療の向上にも役立てて頂けるように配慮してある。本1999年版にも興味深いReviewが多数寄せられている。睡眠のリズムを形成する時計遺伝子、老化を支配する遺伝子や神経の再生、髄鞘形成の分子生物学など、脳の機能の解明や今後の神経機能再生に向けた研究の展開に示唆を与える重要な研究成果が含まれている。
目次
Basic Neuroscience
検査法
治療法
脳死
感染症
脳血管障害
脳腫瘍
外傷
変性疾患
代謝性疾患〔ほか〕