出版社内容情報
《内容》 精神科疾患を診療するにあたっての基礎的必須の要項を具体的かつ簡潔にまとめた．治療に重点をおき処方例などを具体的に示すハンドブックとして，外来・病棟の診療において直ちに役立つよう，白衣の中に入れて持ち運べるハンディな形態で実用的な知識を盛り込んだ．〈状態像・問題症状から診断へ〉〈診断，その理解から治療へ〉〈治療内容〉を柱に各項目を密接に関連させ，機能的に活用できるよう工夫されている． 《目次》 I 精神科診療の考え方 II 状態像・問題症状から診断へ A 神経衰弱状態 B 心気状態 C 不安状態 D 恐怖状態 E 強迫状態 F ヒステリー状態 G 離人状態 H うつ状態 I 躁状態 J 幻覚・妄想 K 昏迷 L 興奮 M 錯乱 N 欠陥状態 O 意識障害状態 P 健忘状態 Q 痴呆 R 器質性脳症候群 S 失語・失行・失認 T 巣状態 U 児童，思春期の問題行動 III 診断とその理解から治療へ A 老年期痴呆と初老期痴呆 B 脳血管障害と痴呆 C 頭蓋内感染症 1 脳炎・脊髄炎 2 梅毒 D 脳腫瘍 E 変性疾患 1 Huntington病 2 Parkinson病 3 Parkinson症候群 F 症状精神病（身体疾患にともなう精神障害） 1 内分泌疾患 2 代謝，栄養疾患 3 感染症 4 分娩 5 全身性エリテマトーデス 6 Behcet病 G てんかん H 発作性疾患 1 失神発作 2 片頭痛 3 過眠症候群 I アルコール依存 J 薬物依存 1 アンフェタミン型依存-覚せい剤依存 2 有機溶剤型依存 3 その他の薬物依存 K 精神分裂病 L 感情病（躁うつ病） M 非定型精神病 N 妄想状態 O 反応性精神病 P 神経症 Q 人格障害 R 心身症 S 急性ストレス反応と（心的）外傷後ストレス障害 T 適応障害 U 児童期に発症する障害 1 小児自閉症 2 登校拒否・登園拒否 3 神経症・心身症 4 多動性障害 V 思春期妄想症 W 思春期やせ症 X 老年期精神障害 1 器質性精神障害 2 機能性精神障害 Y 精神遅滞 IV 治療 A 身体療法 1 向精神薬療法 2 電気けいれん療法（電気ショック療法） 3 てんかんの治療 B 精神療法 1 簡易精神療法 2 催眠療法 3 自律訓練 4 行動療法 5 森田療法 6 内観療法 7 芸術，遊戯療法 8 集団療法 C 環境療法 1 生活指導 2 レクリエーション療法 3 作業療法 4 社会復帰 5 地域精神医療 V 薬物治療における副作用，悪性症候群 A 薬物治療における副作用 B 悪性症候群 VI 精神科における救急処置法 VII 臨床検査 A 画像診断 B 脳波 C その他の電気生理学的検査 D 心理検査 E 薬物血中濃度 1 抗てんかん薬 2 抗うつ薬 F 髄液検査 VIII 精神保健とライフサイクル精神医学 IX 精神疾患分類表 A DMS-III-R B ICD-10 X 精神保健法 付録）精神神経病用薬 索引
