ヒトがん細胞株とその特性

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ヒトがん細胞株とその特性

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  • サイズ B5判/ページ数 472p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784498022201

出版社内容情報

《内容》 ヒトがん細胞の生物学的特性についての最近の急展開を示す書.前半は染色体異常・増殖因子・ホルモン・がん遺伝子・複合糖鎖・ウィルス・細胞骨格など多角的な視点から解説.後半は臓器別に36種のがんの培養細胞株の種類,性状,特徴,およびそれを用いた研究により明らかにされた知見を最新のデータをもとにまとめた.基礎,臨床を問わず,さらに歯学・薬学・生物学など広くがん研究に取り組む研究者必携の書である.    《目次》 目次 I.ヒトがん培養細胞の生物学 A.ヒトがん培養細胞の一般的特性 3 1.ヒトがん細胞培養の歴史 〈関口守正〉3 2.ヒトがん培養細胞の一般的特性 〈鈴木利光〉8 a.培養細胞の類器官形成能と細胞学的特性 8 b.移植による組織構築と転移の形成 13 c.細胞機能の保持 15 3.ヒトがん由来株のマイコプラズマ感染 〈関口守正〉16 B.ヒトがん細胞染色体異常 〈麻生博也・田中公夫・鎌田七男〉21 1.固形腫瘍に見られる染色体異常 21 a.良性腫瘍 22 b.悪性腫瘍 23 2.造血器腫瘍に見られる染色体異常 25 a.リンパ系腫瘍:リンパ性白血病・悪性リンパ腫 28 b.脊髄系腫瘍 34 C.ヒトがん細胞と増殖因子 〈井藤久雄・安井 弥・田原榮一〉39 1.TGFとautocrine secretion 40 2.増殖因子とがん遺伝子 42 3.増殖因子と細胞周期 44 4.増殖因子と間質形成 44 5.増殖因子とレセプター 46 6.新しい増殖因子と今後の研究展望 48 D.ヒトがん細胞と性ホルモン 〈蔵本博行・秦 宏樹〉52 1.ホルモンと発がん 52 2.ホルモン感受性とその作用機序 53 a.E2に対する子宮体がん細胞の反応性 54 b.E2に対する乳がん細胞の反応性 55 c.体がん細胞のE2代謝能 55 3.ホルモン非依存性の獲得 57 a.ホルモン療法の作用機序 57 b.乳がん細胞におけるホルモン非依存性獲得のメカニズム 59 4.growth factors 60 a.EGF (epidermal growth factor) 60 b.TGF-α(transforming growth factor α) 62 c.IGF (insulin-like growth factor) 63 d.TGF-β(transforming growth factor β) 63 e.FGF (fibroblast growth factor) 63 E.ヒトがん細胞とがん遺伝子 〈秋山徹・山本雅〉69 1.がん遺伝子 69 a.がんウイルスのがん遺伝子 69 b.がん原遺伝子 69 c.がん遺伝子 72 d.ヒト腫瘍におけるがん遺伝子の異常 72 e.がん遺伝子と細胞増殖,がん化の情報伝達 74 2.がん制御遺伝子 75 a.網膜芽細胞腫のがん抑制遺伝子 76 b.WILMS腫瘍のがん抑制遺伝子WT 77 c.大腸がんのがん抑制遺伝子DCC 78 d.p53遺伝子 78 e.神経線維腫症(von RECKLINGHAUSEN病)の原因遺伝子NF1 80 f.その他のがん抑制遺伝子 80 F.ヒトがん細胞とMDR遺伝子 〈湊 啓輔〉84 1.P糖蛋白を発現している培養細胞株 85 2.造血器細胞株における薬剤耐性度とP糖蛋白の発現 87 3.薬剤耐性の克服 90 G.ヒトがん細胞と複合糖鎖 〈岩森正男〉94 1.培養がん細胞の糖鎖 95 2.がん細胞を培養に移すことによって選択的に獲得される複合糖鎖合成経路 98 H.ヒトがん細胞とウイルス 〈中島 孝〉106 1.HBVと肝がん 106 2.HPVと子宮頸がん,その他 109 3.EBVとリンパ腫ならびに上咽頭がん 111 4.HTLV-1と成人T細胞白血病 112 I.ヒトがん細胞と細胞骨格 〈森 道夫・榎本克彦・佐々木真由美〉115 1.細胞骨格の概要 115 a.マイクロフィラメント 116 b.微小管 117 c.中間フィラメント 118 2.がん細胞における細胞骨格の変化 119 a.がん細胞のマイクロフィラメント 119 b.がん細胞の微小管 122 c.がん細胞の中間径フィラメント 123 II.各種がん細胞株の特性 A.消化管 133 1.食道がん 〈赤石 隆・西平哲郎〉133 a.食道がん細胞培養の歴史 133 b.培養細胞の形態 133 c.成育の条件 138 d.増殖因子に対する反応 138 e.がん原遺伝子あるいはがん抑制遺伝子 139 f.腫瘍マーカー関連物質 139 2.胃がん 〈森川 茂〉139 a.胃がん細胞株の培養形態 139 b.胃がん細胞株の酵素組織化学  がん偏倚 141 c.胃がん細胞株におけるがん胎児性抗原(CEA)発現とその多様性 145 d.発がんプロモーター処理による胃がん細胞への異型性とヌードマウス可移植性の誘導 148 e.上皮性成長因子(EGF)とEGFレセプターによる胃がん細胞の増殖と分化の制御 152 3.VATER乳頭部がん 〈柴田昌彦・黒須康彦〉158 a.VATER乳頭部がん培養細胞株の樹立とその性状 158 b.薬剤感受性 160 4.大腸がん 〈難波正義〉160 a.大腸がん細胞の培養と培養株 160 b.大腸がん細胞と増殖因子 161 c.培養大腸がん細胞の特徴 161 d.大腸がん細胞の腸組織特異的分化形質 162 e.大腸がん細胞の異常分化形質 164 f.大腸がん細胞に対するモノクローナル抗体 164 g.大腸がん細胞の産生する生理活性物質 165 h.大腸がんと染色体 165 i.大腸がんとオンコジン 166 B.消化器 173 1.肝がん(1)肝細胞がん・肝芽腫 〈宮崎正博・難波正義〉173 a.肝がん細胞の培養 173 b.培養細胞株の性状および培養細胞を用いた研究 175 1.肝がん(2)その他の原発性肝がん 〈蓮村 哲〉184 a.胆管細胞がん由来細胞株JHC-2 184 b.混合型肝がん由来細胞株KNOCH 188 c.培養細胞株を用いた研究 189 2.胆嚢胆管がん 〈永森静志〉190 a.ヒト胆道系がんの培養細胞株樹立 191 b.培養細胞株の特徴 191 c.胆道系がん患者症例からのヒト細胞株化樹立 192 d.培養細胞を用いた研究 195 3.膵がん 〈山口 希〉198 a.ヒトがん培養細胞の樹立 200 b.ヒト膵がんcell lineとその特徴 201 c.無蛋白培養を用いた膵がんcell linesの産生物質の分析とその分取への利用 205 d.がん遺伝子と膵がん 209 e.今後の膵がん培養細胞の利用方向 特に無蛋白培養法の位置づけ 210 4.唾液腺腫瘍 〈白砂兼光〉211 a.造腫瘍性導管上皮細胞株HSG 211 b.HSG細胞の分化の多能性 213 c.腺様嚢胞がん細胞ACCSとACCY 214 C.呼吸器 223 1.上咽頭がん 〈矢野間俊介・佃 守・高田 満〉223 a.細胞株の樹立 224 b.NPC-TY861株の性状 224 c.培養細胞を用いた研究 226 2.肺がん 〈寺崎武夫・下里幸雄〉229 a.細胞株の樹立 229 b.増殖形態 230 c.生化学的性質 223 d.増殖因子 236 e.モノクローナル抗体 236 f.がん遺伝子 236 g.化学療法と放射線療法 239 h.肺小細胞がんにおける細胞形質のheterogeneity 240 D.泌尿器 249 1.腎がん 〈田崎 寛〉249 a.わが国における腎細胞がん培養細胞 249 b.Ep産生腎細胞がん培養株KU-2 251 c.KU-2を用いた研究 256 2.膀胱がん 〈橘 政昭〉261 a.本邦における膀胱がん培養細胞株保有状況 261 b.正常尿路上皮細胞 262 c.正常尿路上皮変異細胞株 262 d.膀胱がん細胞 262 e.膀胱がんの初代培養における増殖性の検討 263 f.膀胱がん培養細胞の増殖性 265 g.膀胱がん培養細胞の形態学的特性 266 h.膀胱がん培養細胞における特異物質の産生 271 i.膀胱がん細胞の増殖刺激因子 272 j.膀胱がん培養細胞の染色体解析 272 k.膀胱がんにおけるがん遺伝子およびその産物 273 3.前立腺がん 〈白石泰三・草野五男・矢谷隆一〉274 a.ホルモン依存性 274 b.株細胞と増殖因子 274 c.株細胞の核型 275 d.株細胞とがん遺伝子 275 E.生殖器 280 1.卵巣がん 〈石渡 勇〉280 a.表層上皮性-間質性腫瘍 284 b.性索間質性腫瘍 287 c.胚細胞腫瘍 288 d.二次性(転移性)腫瘍 293 2.子宮がん(1)頸がん 〈宇田川康博・酒依元子・塚崎克己・野澤志朗〉295 a.子宮頸がん由来の培養細胞株 296 b.子宮頸部扁平上皮がん細胞株の特徴並びに特性 297 c.子宮頸部扁平上皮がん細胞株を用いた研究 300 d.子宮頸部扁平上皮がん細胞株におけるヒトパピローマウイルス16型および18型のDNA sequenceの検出 309 2.子宮がん(2)体がん 〈塚崎克己・酒依元子・久布白兼行・野澤志朗〉310 a.体がん由来培養細胞株 われわれの樹立した株を中心に  312 b.体がん細胞を免疫原として作成したモノクローナル抗体とその臨床応用の試み 314 c.SNG-II細胞の糖脂質分析 322 3.絨毛がん 〈吉谷徳夫・田中憲一〉324 a.GCH-1nu株の樹立とその性状 325 b.GCH-1nu株の特性 326 c.GCH-1nu株を用いた応用的研究 326 4.睾丸腫瘍 〈関口守正〉334 a.培養法・培養細胞の形態 335 b.アルカリホスファターゼ産生 337 c.組織適合性抗原 337 d.分化抗原 337 e.α-フェトプロテイン(AFP) 337 f.絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG) 338 F.皮膚および神経外胚葉組織 346 1.皮膚がん 〈岩井雅彦〉346 a.皮膚がん由来培養細胞株 346 b.皮膚がん由来株SSCC-1の樹立と性状 346 c.転移性皮膚がん由来株SSCC-2 350 2.乳がん 〈河口徳一〉350 a.株化されにくい理由 350 b.原発巣由来の株化を目的とした理由 353 c.細胞株の特徴 353 d.核型,ホルモンレセプターとがん遺伝子 356 3.悪性黒色腫 〈亀山孝一郎〉362 a.ヒト悪性黒色腫の腫瘍関連抗原(p97)およびHLA-DRの発現とcell cycle 363 b.メラニン産生の制御機構 364 c.メラニン産生能とtumorigenicity 365 4.脳腫瘍 〈鷲山和雄・恩田 清・熊西敏郎〉366 a.gliomaの培養法および培養細胞の一般的特性 368 b.代表的glioma培養細胞株U-251MG 370 c.glioma細胞株と細胞増殖因子,がん遺伝子 371 5.神経芽腫 〈鈴木利光〉374 a.ヒト神経芽腫の培養細胞株 374 b.ヒト神経芽腫株の特徴 374 c.分化の誘導 380 d.染色体異常 386 e.がん遺伝子 387 6.網膜芽細胞腫 〈戸塚清一〉389 a.網膜芽細胞腫の発生メカニズム 389 b.網膜芽細胞腫の培養 390 c.網膜芽細胞腫の細胞培養法 390 d.細胞培養による最近の知見 391 7.悪性神経鞘腫 〈石渡 勇・石川 博〉391 a.悪性神経鞘腫細胞株(HKMS)の樹立 392 b.HKMS株の細胞生物学的性状 393 G.間葉系組織 406 1.脂肪肉腫 〈菊地秀樹〉406 a.培養細胞株の特性 406 b.その他の性質 409 2.筋肉腫 〈関口守正〉410 a.培養法 410 b.筋肉腫培養細胞の一般的性状 411 c.筋肉腫培養細胞を用いた研究 413 3.骨肉腫 〈関口守正〉413 a.培養法 413 b.骨肉腫培養細胞の一般的性状 415 c.骨肉腫由来細胞を用いた応用研究 416 4.悪性線維性組織球腫 〈関口守正〉416 a.培養法 417 b.MFH由来培養細胞の一般的性状 417 c.MFH由来培養細胞の特異な性状 420 5.EWING肉腫 〈秦 順一・杉本哲朗〉420 a.EWING肉腫と末梢型神経上皮腫 421 b.EWING肉腫の本態 424 H.内分泌 433 1.甲状腺未分化がん 〈岡部哲郎〉433 a.甲状腺未分化がん細胞株の樹立 433 b.甲状腺扁平上皮がん(未分化がん)と白血球増多症 435 c.甲状腺未分化がんと発がん遺伝子 437 2.内分泌細胞がん 〈石原法子・渡辺英伸〉437 a.消化管ECC株の由来と培養特性 438 b.消化管ECC株の形態学的機能的特性 439 c.ECC4細胞のCTおよびCEAの産生動態 441 3.膵島細胞がん 〈井口東郎・林 逸郎・片上秀喜・河野 彬〉442 a.膵島細胞がん株QGP-1の樹立 442 b.培養細胞の特性 442 c.培養細胞を用いた研究 443 I.造血器 448 1.HODGKIN病・リンパ腫 〈久保西一郎・三好勇夫〉448 a.HODGKIN細胞株HD-70 448 b.Ki-1リンパ腫細胞株DL-40 452 2.多発性骨髄腫 〈大槻剛巳・難波正義〉456 a.ヒト骨髄腫細胞株の細胞学的特性 457 b.異所性アミラーゼ産生骨髄腫 457 c.インターロイキン6(IL-6)と骨髄腫細胞株 458 d.がん遺伝子の変化 459 索引 464