今日の診断と治療 - 内科130症例に学ぶ

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  • サイズ B5判/ページ数 559p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784498020368

出版社内容情報

《内容》 本書は今日の内科臨床で行うべき最新の診断・治療の実際を症例に示して解説したものである. 内科重要疾患について著者らが経験した症例についてどう考え, どう対処したかを示すとともにどうするのが正統であったかの反省も含めて診断・治療のノウハウと教訓を述べた実践の書である. 現代医療の考え方, 問題点や症状の鑑別診断・今日のトピックスをも収め, 臨床の指針を得るための手びき書として, また最新の診療を学ぶ内科書として, 広く役立てることが出来る.  内科学は医学の基礎といわれ,高い頂と広い据野をもっている.医学の長足な進歩は必然的に内科学の専門分化をもたらしたが,内科臨床の場では,同時に,総合して全人的医療が正しく行われることが強く求められている.  本書は40余年にわたって医学教育に情熱を注ぎ,医学・医療に不断の精進を重ねられた村田和彦教授の現代医療に対するフィロソフィーにはじまる.医学の進歩と医療の変遷,病者と医師の関係,informed consent,診断と治療の要点,医師の病者への真の献身と奉仕,医療の原点となる医師と病者との信頼関係の確立等,医学・医療の基本に関する記述は,深い感動を与える.  次いで主要症状とその鑑別(症候論)が取り上げられ,さらに直接診療した入院症例の中から,日常しばしば遭遇する内科各領域の130例について極めて簡明かつ高い水準で解説されている.  医学・医療は先達や同僚,医学書や医学雑誌等から教えられるが,病苦に悩む同胞への愛と共感と奉仕から生れた医療の原点から,明日の医学の萌芽にも気づかせてくれる医療のすべては,1人1人の病者を謙虚に丹念に診療することによって,はじめて学ぶことができる.これを実践し,記録し,まとめあげたのが本書であり,村田教授を中心に内科臨床の伝統を厳しく守り,発展させた貴重な記録である.  私は,現代の医療は医学への弛みない精進と,人間的努力によって,ようやく近づきうる厳しい営みであると思っている.村田教授の説くように,真の医療は個々の医師と,個々の病者の1対1の信頼関係の上にこそ実践することができる.われわれ医師が病者や国民の多様なニーズに応えるには,病者や国民から真に信頼されるに値する知識と技術と人間性を身につけねばならないことを本書は教えている.  本書は若い医学徒はもちろん,経験を積んだ多くの内科医にとっても座右に置いて役立つ内科書であることを確信し,序文とする. 1995年2月 東京大学名誉教授・虎の門病院顧問 小坂樹徳 序にかえて 昭和二十年代の後半,医学部の高学年生であったとき,父の机の上に「臨床四十年」という表題の本が置いてあるのを見た.慶応義塾大学の内科学教室を長く指導された高名な西野忠次先生の著書である.その深い内容は学生風情に理解できるはずもなかったが,四十年という歳月の重み,一筋の道を歩まれた大先達の姿に胸を打たれた記憶がある.  私の臨床医としての経歴は奇しくも当群馬大学第二内科の年齢に一致し,四十年を越えた.勿論,西野先生には比べるべくもなく徒に馬齢を重ねたに過ぎないが,この間,多くの症例から学び,医学,医療の目覚ましい進歩を体験することができた.それなりに精進した心算でもある.私が医学部を卒業した頃には,どこの大学病院にも中央検査室などというものはなく各自が検体検査に追い廻され,血清電解質の測定も動脈血ガス分析も不可能であり,エコー検査もラジオイムノアッセイも,ペースメーカーも人工呼吸器も,β遮断薬もLドーパも経口的に有効な利尿薬もなかった.顧みて感慨なきを得ない.  本年3月,私の定年退官を機とし,現代医学の流れの中の現在とい時点において私達の内科臨床がどのようなものであるかを明確にしておこうとの意図で,教室の有志が企画したのが本書である.編集には河津助教授,酒巻,伴野両講師を中心とする古参の医局員がこれに当たり,教室で私達自身が経験した症例を取り上げ,これに私達がどう考えどのように対処したか,どうするのが正当であったか,などを反省をも含めて記述した.本書が同学の諸兄のご参考になれば幸甚である.  原稿を読みながら感じたのは,各筆者がそれぞれの症例の中からいかに多くを学び取ったかであって,症例こそ臨床医学の師であるという私が若い頃に叩き込まれた精神が現医局員の中にも生きていることを実感し,頼もしく思った.  本書の上梓には中外医学社の多大な協力を得た.同社の青木三千雄,荻野邦義両氏には三十年近い以前からご厚誼を得ているが,今回もご尽力いただき,深く感謝の意を表する. 冲中重雄先生,中尾喜久先生の膝下で研鑽を重ねていた当時の敬愛する兄弟子(私を群馬大学にご推挙下さった大先輩であり,甚だ不遜ではあるが,あえて兄弟子と呼ばせていただく)東京大学名誉教授小坂樹徳先生から序文を頂戴することができた.光栄の至りである. 1995年2月 村田和彦    《目次》 目次 I 現代の医療 〈村田和彦〉2 II 総論〈症侯からみた鑑別診断〉 1.発熱 〈河津捷二〉8 2.肥満 〈酒巻哲夫〉10 3.やせ(るい痩) 〈伴野祥一〉12 4.頭痛 〈長谷川昭〉14 5.胸痛 〈今井 進〉18 6.腹痛 〈林 陸郎〉20 7.不整脈 〈岩崎 勉〉22 8.高血圧 〈中村哲也〉24 9.呼吸困難・息切れ 〈小野善平〉26 10.喀血・血痰 〈生方幹夫〉28 11.食欲低下 〈羽鳥幹子〉30 12.悪心・嘔吐 〈佐藤邦雄〉32 13.吐血・下血 〈天野晶夫〉34 14.下痢 〈福田丈了〉36 15.便秘 〈山内康彦〉38 16.黄疸 〈新井昌史〉40 17.肝腫・脾腫 〈山口悦男〉42 18.貧血 〈河津捷二〉44 19.出血性素因 〈酒巻哲夫〉46 20.痙攣 〈伴野祥一〉48 21.意識障害 〈鎗田 宏〉50 22.運動麻痺〈鎗田 宏〉 52 23.筋萎縮〈鎗田 宏〉 54 24.感覚障害〈鎗田 宏〉 56 III 各論 §1.循環器・腎疾患 1.労作狭心症 〈長沼文雄〉60 2.冠攣縮性狭心症(安静狭心症) 〈長沼文雄〉64 3.不安定狭心症 〈大島 茂,岡本栄一〉68 4.急性心筋梗塞:急性左心不全 〈内田 理〉72 5.急性心筋梗塞:経皮的冠動脈形成術 〈高瀬真一〉78 6.急性心筋梗塞:血栓溶解療法 〈長沼文雄〉84 7.右室梗塞 〈天野晶夫〉88 8.陳旧性心筋梗塞:2次予防 〈林 陸郎〉92 9.無症候性心筋虚血 〈羽鳥幹子〉96 10.冠動脈自然解離 〈星崎 洋,飯島 徹〉100 11.僧帽弁狭窄症 〈山口悦男,中野明彦,高瀬真一〉102 12.僧帽弁逸脱症候群 〈山内康彦〉108 13.大動脈弁疾患(内科療法と外科療法) 〈福田丈了〉110 14.先天性心疾患 〈林 陸郎〉114 15.急性心膜炎 〈福田丈了〉118 16.収縮性心膜炎 〈大島伸浩,佐々木豊志〉122 17.急性心筋炎 〈神田享勉〉126 18.肥大型心筋症 〈羽鳥幹子〉128 19.拡張型心筋症 〈長谷川昭〉132 20.左房内粘液腫 〈神田享勉〉136 21.洞不全症候群 〈山崎雅夫〉 138 22.房室ブロック 〈安達 仁〉144 23.心室頻拍 〈金古善明〉150 24.発作性上室性頻拍症 〈金古善明〉154 25.WPW症候群 〈金古善明〉160 26.心房細動・心房粗動〈金古善明〉 162 27.大動脈炎症候群(高安病) 〈今井 進〉166 28.大動脈瘤 〈細井 勉〉170 29.解離性大動脈瘤 〈横山知行〉174 30.Marfan症候群(大動脈弁輪拡張症) 〈岩崎 勉〉178 31.肺動脈血栓塞栓症 〈長谷川昭〉182 32.原発性肺高血圧症 〈林 陸郎〉186 33.ジギタリス中毒 〈天野晶夫〉190 34.心原性ショック 〈内藤滋人〉192 35.本態性高血圧症 〈酒巻哲夫〉196 36.腎血管性高血圧症 〈小野善平〉200 37.多発性嚢胞腎 〈佐藤邦雄〉204 38.慢性糸球体腎炎 〈河津捷二〉208 39.横紋筋融解症による急性腎不全 〈主代昇〉212 40.抗リン脂質抗体症候群 〈石井主税〉216 §2.呼吸器疾患 1.肺気腫 〈須賀達夫〉220 2.びまん性汎細気管支炎 〈須賀達夫〉224 3.過敏性肺臓炎 〈生方幹夫〉228 4.特発性間質性肺炎 〈生方幹夫〉232 5.サルコイドーシス 〈須賀達夫〉238 6.PIE症候群 〈茂木 充〉242 7.その他のびまん性肺疾患 〈茂木 充〉246 8.気管支喘息 〈茂木 充〉250 9.原発性肺癌 〈須賀由香理〉256 10.転移性肺腫瘍 〈須賀由香理〉264 11.縦隔腫瘍 〈高柳 昇〉268 12.肺良性腫瘍 〈高橋雅治〉274 13.自然気胸 〈須賀達夫〉278 14.胸膜炎・膿胸 〈須賀達夫〉282 15.気管・気管支異物 〈高橋雅治〉286 16.肺動静脈瘻 〈須賀達夫〉288 17.肺分画症(肺分離症) 〈須賀達夫〉292 §3.脳・神経疾患 1.脳塞栓症 〈菅野仁平〉296 2.脳出血 〈米山 裕〉302 3.慢性硬膜下血腫 〈米山 裕〉306 4.脳血管障害のリハビリテーション 〈坂本浩之助〉308 5.ギラン-バレー症候群 〈鎗田 宏〉314 6.慢性炎症性脱髄性多発根神経炎 〈菅野仁平〉318 7.Crow-Fukase症候群 〈鎗田 宏〉322 8.重症筋無力症 〈鎗田 宏〉326 9.多発性硬化症 〈鎗田 宏〉332 10.急性散在性脳脊髄炎 〈福田 稔〉336 11.パーキンソン病 〈鎗田 宏〉338 12.脊髄小脳変性症 〈加藤美佐〉342 13.クロイツフェルト-ヤコブ症 〈福田 稔〉346 §4.消化器疾患(肝・胆・膵疾患を含む) 1.上部消化管出血 〈太田直樹〉350 2.腸閉塞 〈林 陸郎〉356 3.クローン病 〈大山良雄〉358 4.潰瘍性大腸炎 〈大山良雄〉362 5.C型慢性肝炎 〈小倉道郎〉366 6.肝硬変 〈小倉道郎〉370 7.劇症肝炎 〈大野富雄〉374 8.閉塞性黄疸 〈種畑昌明〉378 9.先天性胆道拡張症と胆道癌 〈辻 忠男〉380 10.ガストリノーマ(ゾリンジャー-エリソン症候群) 〈辻 忠男〉382 11.慢性膵炎と糖尿病 〈河津捷二〉386 12.膵嚢胞性疾患 〈辻 忠男〉388 §5.代謝・内分泌疾患 1.インスリン非依存型糖尿病(NIDDM) 〈伴野祥一〉394 2.インスリン依存型糖尿病(IDDM) 〈伴野祥一〉400 3.糖尿病性ケトアシドーシス 〈清水美津夫〉406 4.糖尿病性神経障害 〈大野富雄〉410 5.糖尿病性腎症(ネフローゼ症候群) 〈清水美津夫〉414 6.インスリン抵抗性症候群 〈清水美津夫〉418 7.低血糖 〈石井主税〉420 8.インスリノーマ 〈河津捷二〉422 9.家族性高コレステロール血症 〈伴野祥一〉424 10.III型高脂血症 〈伴野祥一〉430 11.二次性高脂血症 〈伴野祥一〉434 12.バセドウ病と糖尿病 〈河津捷二〉436 13.甲状腺機能低下症 〈持田 学〉438 14.亜急性甲状腺炎 〈河津捷二〉440 15.クッシング症候群 〈伴野祥一〉442 16.褐色細胞腫 〈小野善平〉446 17.ADH不適合分泌症候群 〈加藤美佐〉448 18.クラインフェルター症候群と糖尿病 〈河津捷二,岡本栄一〉452 19.プラダ-ウィリ症候群 〈田島俊児,伴野祥一〉454 20.痛風 〈河津捷二〉456 21.アミロイドーシス 〈伴野祥一〉458 §6.感染症 1.輸入感染症 〈辻 忠男〉462 2.食中毒 〈山口悦男〉466 3.細菌性肺炎 〈須賀達夫〉472 4.肺結核 〈高柳 昇〉476 5.肺真菌症 〈生方幹夫〉480 6.マイコプラズマ肺炎 〈生方幹夫〉482 7.感染性心内膜炎 〈北原陽之助〉486 8.急性腎盂腎炎 〈清水美津夫〉490 9.敗血症 〈篠原秀樹,布施幸彦,長谷川昭〉492 §7.その他 1.悪性貧血 〈小野善平〉498 2.骨髄異形成症候群 〈伊藤嘉人〉500 3.悪性リンパ腫 〈倉品年成〉502 4.慢性関節リウマチ(RA) 〈久保田幸夫〉506 5.全身性エリテマトーデス(SLE) 〈倉品年成〉512 6.結節性多発性動脈炎(PN) 〈栗原修一〉516 7.全身性進行性硬化症(PSS) 〈羽鳥幹子〉522 8.多発筋炎・皮膚筋炎 〈須賀達夫〉526 9.脾の占拠性病変 530 IV付表 537 索引 549