出版社内容情報
《内容》 統計学的手法でデータを処理しなければならないが,統計は難解でよくわからないと日頃考えている臨床医のために,徹底的にわかりやすさを追求して解説した独創的な入門書.数式,計算式は用いず,「どのような時にどのような統計的手法を用いて解析を行うか」が理解できることを目的に,実例に即しながら臨床医が統計学的手法を利用するためのノウハウをまとめた.研究デザインに,また論文作成,データ解析に絶対役立つ決定版である. 《目次》 目次序文1 なぜ統計解析が必要なのか 統計学の理論を学ぶのではなく,統計学的手法を用いるための基本的考えを理解する 本当に統計学的検定が必要ですか? 統計手法はあくまでものさし 「どの検定方法を選ぶか」の基本は「その分野の一般的な手法」 比率の検定2 有意水準と検出力 統計処理に必要なデータ数を見積もる一つの考え方 検出力を考慮した検定の手順 (例題) 解析と評価3 2群間の比較 (例題) 2群の関係は? 何を比較するのか?(平均値?中央値?それとも発生率) 統計解析の解釈4 多群間の比較-パラメトリック的手法 多群間の比較フローチャート (例題1) (例題2)5 多群間の比較-ノンパラメトリック的手法 多群間の比較フローチャート (例題1) (例題2) 〔参考〕ノンパラメトリック多重比較のアルゴリズム6 相関分析 相関分析とは 相関分析の実際 (例題) 相関分析の有効な利用法-次のステップへの糸口 (例題)7 回帰分析 解析モデルの重要性 回帰分析の手順 (例題)8 多変量解析 (1)重回帰分析 多変量解析の考え方 重回帰分析 (例題)9 多変量解析 (2)ロジスティック回帰分析 ロジスティック回帰分析とは? (例題)10 多変量解析 (3)判別分析 判別分析の解析モデル (例題)11 多変量解析 (4)因子分析 因子分析とは (例題)12 生存分析 生存分析とその手法 (例題)文献