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医系免疫学 (改訂9版)

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  • サイズ B5判/ページ数 648p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784498006720
  • NDC分類 491.8
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 免疫学の正統的な教科書として定評を得てきたテキスト。本領域の急速な進歩にあわせ、内容を一新した改訂版。    

《目次》
目次
1.免疫とは -免疫系概説-
  1.免疫系の生体における役割  1
  2.どうやって“非自己”を識別するか  2
  3.無数に近い種類の抗原レセプターをどうやって用意するのか  5
  4.“非自己”の認識から“非自己”の排除へ  5
  5.反応の増幅と制御  7
  6.リンパ球にはいくつかの異った性質のグループがある  8
  7.原始的な“非自己”の認識と排除の機構  10
  8.“非自己”の排除には“自己”の犠牲も伴う
                ─アレルギーとの関係  12
  9.免疫と臨床  12
2.抗体についての基礎知識
  ■要点   14
  1.抗体とはどのようなものか  17
  2.抗原とはどのようなものか  19
  3.抗体の分子構造  21
  4.免疫グロブリン  24
  5.免疫グロブリン各クラスの特性  28
  6.血清免疫グロブリン値と疾患  37
3.抗体のもたらす反応とそれを利用した検査
  ■要点   39
  1.凝集反応  43
  2.赤血球凝集反応  44
  3.菌凝集反応  46
  4.受身凝集反応  46
  5.沈降反応  46
  6.ゲル内沈降反応  48
  7.補体結合反応  50
  8.免疫溶菌反応  51
  9.細胞傷害試験  51
  10.免疫粘着反応  52
  11.中和試験  53
  12.標識抗体法  55
  13.ラジオ イムノアッセイ(RIA)  56
  14.エンザイム イムノアッセイ(EIA)  60
  15.その他のイムノアッセイ  60
  16.ウエスタン ブロット法  61
  17.免疫画像診断  63
4.抗体を利用した疾患の予防と治療
  ■要点  64
  1.抗体をどのようにして入手するか  66
  2.ウイルス感染症の発症予防  69
  3.細菌感染症の治療  70
  4.無・低ガンマグロブリン血症の感染予防  71
  5.血液型不適合妊娠における感作の予防  72
  6.がんの治療  72
  7.血小板減少性紫斑病の治療  73
  8.自己免疫病,免疫複合体病の治療  73
  9.川崎病の治療  75
  10.免疫抑制療法  75
  11.アレルギーの治療  75
5.リンパ球の働き
  ■要点   76
  1.体液性免疫と細胞性免疫  81
  2.T細胞の発生  82
  3.T細胞の抗原認識  82
  4.T細胞の機能  84
  5.B細胞の発生と機能  100
  6.K細胞  100
  7.NK 細胞  101
  8.NKT 細胞  110
  9.LAK 細胞  112
  10.リンパ組織  113
6.細胞表面機能分子接着分子など
  ■要点   123
  1.細胞表面分子の CD 表示  124
  2.接着分子の種類  138
  3.表面機能分子の役割  142
7.B細胞の分化と機能発現
  ■要点   148
  1.免疫グロブリン遺伝子の再編成  151
  2.免疫グロブリンのクラススイッチ  158
  3.B細胞系の分化過程  163
  4.自己反応性B細胞の除去  165
  5.B細胞の由来  167
  6.B細胞の活性化  169
  7.B細胞の増殖・分化へのT細胞の関与  173
  8.抗体産生  179
8.T細胞の分化と機能発現
  ■要点   186
  1.T細胞レセプター(T細胞抗原レセプター)  190
  2.T細胞の抗原認識  194
  3.T細胞の活性化  199
  4.抗原の処理と提示  211
  5.T細胞の分化過程  225
  6.T細胞の分化と胸腺  230
  7.T細胞の動態  237
9.リンパ球の検査
  ■要点   244
  1.リンパ球系の状態の把握  247
  2.リンパ球亜群の測定  247
  3.T細胞サブセット  249
  4.T細胞のクロナリティ  251
  5.リンパ球の機能検査  252
  6.特定抗原に対するリンパ球の感作の有無の測定  257
10.補体とその働き
  ■要点   259
  1.補体とは  261
  2.活性化補体の作用  262
  3.補体の活性化  265
  4.活性化補体の不活化  269
  5.補体レセプター  272
  6.補体の産生と消費  273
11.サイトカインとその働き
  ■要点   276
  1.インターロイキン  281
  2.TNF(腫瘍壊死因子)  302
  3.インターフェロン(IFN)  306
  4.その他のリンホカイン  308
  5.TGF-β・その他の細胞増殖因子  309
  6.白血球遊走にかかわるサイトカイン(ケモカイン)  310
  7.造血に関与するサイトカイン  315
  8.サイトカインのレセプター  317
  9.サイトカインの治療への応用  319
12.食細胞好中球とマクロファージ
  ■要点   320
  1.好中球の貪食作用  323
  2.好中球の殺菌物質  327
  3.好中球による組織傷害  330
  4.マクロファージとその働き  330
  5.マクロファージの活性化  335
  6.マクロファージの多様な機能  341
13.感染防御免疫機構
  ■要点   345
  1.局所免疫  350
  2.ウイルスの排除  351
  3.ウイルスの拡散の阻止  359
  4.ウイルス感染の予防  361
  5.化膿菌の防御  364
  6.細胞内寄生性細菌,真菌の防御  369
  7.寄生虫の防御  375
  8.感染防御における自然免疫と獲得免疫  379
  9.感染症診断のための免疫学的検査  380
14.免疫不全
  ■要点   384
  1.免疫不全とは  388
  2.免疫不全と感染  388
  3.免疫不全症の成因  392
  4.原発性免疫不全症の主な病型  394
  5.免疫不全症の治療  404
  6.免疫不全症の検査  405
  7.好中球異常症  409
  8.好中球機能検査  412
  9.好中球異常の治療  414
  10.補体欠損症  414
  11.続発性免疫不全症  416
15.免疫応答の制御および免疫トレランス
  ■要点   422
  1.抗イジオタイプ抗体  425
  2.免疫制御T細胞  427
  3.T細胞以外の免疫制御細胞  433
  4.免疫グロブリンのクラス特異的サプレッサーT細胞  433
  5.Fc レセプターを介する免疫抑制  435
  6.細胞死による抑制  436
  7.抑制シグナルを送る表面分子  438
  8.シグナル伝達制御分子  441
  9.免疫トレランス  441
16.アレルギー
  ■要点   450
  1.I型アレルギー  455
  2.I型アレルギーの検査と治療  467
  3.II型アレルギー  469
  4.III型アレルギー  475
  5.免疫複合体の測定  479
  6.IV型アレルギー  479
17.自己免疫現象と自己免疫疾患
  ■要点   485
  1.自己免疫と自己免疫疾患  488
  2.自己免疫の成因  489
  3.臓器特異的自己免疫疾患  500
  4.抗核抗体  506
  5.全身性自己免疫疾患  509
  6.自己免疫疾患の治療  515
18.輸血と臓器移植
  ■要点   519
  1.血液型  526
  2.輸血反応  535
  3.血液型不適合妊娠  535
  4.組織適合抗原  536
  5.HLA 抗原の決定法(タイピング)  541
  6.拒絶反応の機序  542
  7.移植細胞対宿主反応  548
  8.移植拒絶反応の抑制  549
  9.各臓器の移植  552
  10.免疫応答遺伝子と組織適合抗原  556
  11.HLA 抗原と病気  557
  12.血液型,組織適合抗原以外の同種抗原  560
19.腫瘍と免疫
  ■要点   562
  1.腫瘍に対する免疫は存在するか  564
  2.腫瘍関連抗原  565
  3.抗腫瘍免疫のメカニズム  568
  4.抗腫瘍免疫が回避されてしまう機序  572
  5.腫瘍の免疫療法  576
20.生殖と免疫
  ■要点   583
  1.胎児の免疫学的拒絶(流産)の阻止機構  585
  2.原発性習慣性流産  589
  3.妊娠中毒症  590
  4.胞状奇胎  591
  5.抗精子抗体と不妊  591
  6.抗卵透明帯抗体と不妊  592
  7.自己免疫性卵巣炎,精巣炎と不妊  593
  8.母親からの抗体による児の疾患  593
  9.児のリンパ球の侵入による母の病気  595
  10.妊婦の免疫機能  595
21.免疫系の発達と老化
  ■要点   596
  1.免疫系の系統発生  598
  2.ヒトにおける免疫系の個体発生  601
  3.免疫系の老化  608
附.免疫学に応用されている分子生物学的研究法
  I.特定の DNA を増幅する方法: ポリメラーゼ連鎖反応  612
  II.特定の DNA の検出と異常の解析  612
  III.遺伝子異常の解析法  614
  IV.DNA 塩基配列の決定法(シクエンシング)-dideoxy 法-  615
  V.特定の mRNA の検出法  617
  VI.特定の mRNA を増幅する方法: 逆転写 PCR 法  618
  VII.転写因子と DNA の結合の検出法  618
  VIII.DNA シスエレメント/転写因子の活性解析  619
  X.特定の遺伝子の発現を抑える方法  620
  IX.細胞への遺伝子導入法  621
  XI.遺伝子(cDNA)のクローニング  624
  XII.遺伝子ターゲッティング/遺伝子ノックアウト  627
  XIII.遺伝子導入マウス(トランスゲニックマウス)  629
  XIV.DNAマイクロアレイ  629
和文索引   631
欧文索引   639

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