ポケットCT解剖アトラス (2版)

ポケットCT解剖アトラス (2版)

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784498000117
  • NDC分類 492.43
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 全身のCTの正常像を約200枚提示し,各スライスごとに描出されている解剖学的情報を詳細に示した好評のアトラスである.この度の改訂で欧文索引を新たに付し,さらに使い易くなった.日常診療の場で要求されるレベルの解剖項目はもれなく盛り込み,さらに各部位ごとに読影の基本的なポイントを解説し,CT診断に関わる医療スタッフにとって検査部位の解剖学的名称,位置関係の確認,整理のために欠かせないポケット判である. 2版の序文  CTに携わる諸氏,これからCTを学ぼうとする方々に役に立つようにとの趣旨で刊行された初版は,幸い読者の好評を得ることができ,1年余にして改訂することとなった.  読者よりの誤りの指摘も数箇所あり,今回は訂正し,さらに新たに欧文索引を加え,より利用しやすいようにした. 1993年2月 河野敦 序文  CTは1973年にHOUNSFIELDによって人体への応用が最初に発表された時には頭部のみにしか利用できなかったが,その後全身用CT装置の開発により頭部以外の領域への使用も可能となり,短期間に全身各領域における画像診断の中心となる装置の一つとなった.  我国でも1975年に一号機が設置されて15年強の間にその普及はめざましく,既に8,600台以上の装置が設置されている.したがって,CTはいまや特殊な検査法ではなく,ごく一般的な画像診断法の一つになっており,放射線科診断医や放射線技師などのCTの専門家だけでなく,各科の臨床医,看護婦をはじめとする医療従事者諸氏がCTに接する機会は増加している.逆に言えばCTに無縁の医療従事者はいないと言っても過言ではないと思われる. かつてはCTの画像を見ながら,解剖の教科書を開き画像に写しだされている像が何であるか考えていたものだが,上述ようにCTが一般的な検査法となった現状では,CT検査を実施したり,検査結果を解釈するためには正常解剖を熟知していることが前提条件となる.しかし,自分の専門分野や検査の頻度の高い部位の解剖を熟知することはそれほど困難なことではないものの,それ以外の領域の解剖を熟知しておくことは容易なことではない.さらに,そのような時に厚い解剖書やCTの教科書を開き解剖を調べることは思っているよりも面倒なことである.  本書は上記のような理由により,簡便なCTの解剖書が欲しいという希望により企画されたものである.筆者ら自身も日々CT検査にたずさわっている放射線科医として,この本の実現を切に望んでおり,自分達が使用する立場にたち制作に努力した.なるべくコンパクトな本で,できるだけ多くの解剖項目を挙げ,なおかつ見易くということを目標として制作した.  CT正常解剖書として既に毎日CTにたずさわっている諸氏,これからCTを学ぼうとする方々のいずれにも役に立つ本となることを切望している. 1991年9月 筆者ら    《目次》 目次 1.頭部 1 2.トルコ鞍 17 3.側頭骨 31 4.口腔・眼窩・副鼻腔・頭蓋底 43 a.口腔 44 b.眼窩 57 c.副鼻腔 72 d.頭蓋底 82 5.頸部 83 6.縦隔・肺 97 a.縦隔 97 b.肺 123 7.上腹部 147 8.女性骨盤 173 9.男性骨盤 193 10.脊椎 205 a.頸椎 206 b.胸椎 214 c.腰椎 223 11.上肢 233 12.下肢 245 索引 261

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