内容説明
第二次世界大戦に敗れた昭和20年(1945)までの中国語教育は、明治の早い時期から数えて七十五年の歳月がある。その間、官立や私立の外国語学校、官立私立の高等商業学校をはじめ、私立大学予科あるいは各地の講習会などで、多くの教師が漢語つまり中国語を教えた。本書は、その多くの教師たちのなかから、是非ともその名を留めておきたいと思った七名を選んで略伝を書いてみた。明治になってからの中国語教育草創期の教師、終生あるいは晩年にいたるまで中国語を教えた教師、若年の一時期に中国語教育に力をそそいだ教師、教壇に立つ一方で独力で終生中国語辞典の編纂に取り組んだ教師、また「満洲」の地で熱心に中国語を教えた教師を採りあげてみた。
目次
1 潁川重寛―唐通事から漢語教師へ
2 広部精―日清の和親を唱えて
3 中田敬義―イソップ物語を北京官話に
4 御幡雅文―上海の語学の達人
5 宮島大八―善隣書院と『急就篇』
6 井上翠―辞書編纂をライフワークに
7 秩父固太郎―満洲の重鎮
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