内容説明
本書は、それぞれの分野で活躍している人たちが1930年代東西文芸の交流というテーマを主施律として、各専門の立場から30年代について論じた論文集である。
目次
第1部 中国文学研究(「文学改良芻議」考―「文学革命」の旗印をめぐって;新詩語の形成(三)―徐志摩における「痴」へのレトリート
「橋」における方法論―周作人と廃名 ほか)
第2部 世界文学と中国文学(円朝口演『牡丹灯籠』の呪文攷;武侠の黎明―押川春浪と近代中国武侠小説;認識としてのイメージ ほか)
第3部 中国文学研究(中文)(明清時期微州的刻書和版画;控訴、思索、憧憬―二三十年代中国女性問題的探索;論朱湘的十四行詩 ほか)