出版社内容情報
さまざまな図表を用いて中国独特の占星術の起源、発展の過程を探り、さらに占星術が古代社会でどのような意味を持ち、中国文化に影響を与えたのかを科学史から見て考察。
内容説明
天に運命を託し、星に未来を見た古代中国人の宇宙観を探る、科学史から見た占星術。
目次
第１章 占星術を生んだ背景
第２章 古代中国人の宇宙と星
第３章 占星術の展開
第４章 占星術の実相
第５章 占星術の変容
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
霹靂火 雷公
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序盤の「宇宙の形体」は興味深かったが、科学的な目線が主体。古代中国において天文や暦、占星術という「数学的・科学的技術」が、どのような目的で用いられたかという概論の域を出ない。 易などの東洋占術や陰陽・五行論、太陰太陽暦などについて、ある程度の知識が必要かも知れません。 兎に角、タイトルから想起するような「占術書」では無いので御注意ください。2013/06/07
