内容説明
日本における“支那学”の創始者の1人、内藤湖南。湖南精神の継承者たる著者が、自らの学問観・人生観をも折りまぜながら綴る湖南その人と学問。
目次
内藤湖南の学問形成に関する一考察
内藤湖南の学問形成―23日の生誕100年祭に
湖南先生と私
郷土先賢の記念館を―内藤湖南生誕百年祭にちなみ
顕彰会発足に当たりて
湖南精神の継承
継承と創造―郷土先賢の顕彰にちなんで
まぼろしの湖南蔵書
雨の老松庵―高橋克三先生を偲ぶ
内藤湖南の書について
内藤湖南の書論について
学問研究のありかた―実学再建へのいざない
内藤湖南の「支那論」について―その学問の基底的性格に触れて
付 山路愛山(山路愛山覚え書き;山路愛山の中国研究)