感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さとうしん
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中国古代宗教史を専攻してきた著者による生命倫理・死生学論。この分野の中国や台湾の主要な論者、研究を欧米・日本のそれと対比する形で紹介し、議論するという形を採るが、議論そのものよりは中国・台湾での末期癌の告知や臨終の場所といった終末医療に関係する医療慣行の紹介が興味深い。それらと儒教などとの影響関係についても議論されている。一応著者の元々の専攻の中国古代宗教史とは別立てということになっているようだが、関係の古文献の記述もその都度紹介されている。2024/07/29
Go Extreme
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生命倫理と文化: 遺伝子技術 利用 背の高い子供 人格 尊厳 理性 自律的 判断 生命 価値観 宗教 文化的背景 パーソン論 批判 肉体的生命 精神的生命 中国の医療倫理と文化 中国伝統医学とその変容: 全体論的視点 体と精神 調和 科学対立 ダーウィン進化論 受容 社会進化論 ラマルク主義 インフォームド・コンセント: 文化的差異 患者 自己決定権 家族本位 家父長制度 廃止 女性地位 向上 台湾のホスピスケア 生死学と宗教: 宗教 学術 生と死 議論 新しい生死観 構築 価値観 生命の本質的主体意識2025/03/08