内容説明
その時どきに、人は時代や自分の内面とどう向き合い、言葉にあらわしてきたのか。甲骨に刻まれた占いの記録から、『詩経』、『楚辞』、曹操・曹丕・曹植、建安七子、「志怪小説」、陶淵明、杜甫、李白、「伝奇小説」、歐陽脩、蘇軾、『全相平話三国志』などへと続く「詩詞」「文学」の系譜のみならず、『論語』、『荘子』、『史記』、「出師表」、『朱子語類』など思想を著した「文章」の系統をも含み、先秦時代から宋代まで作品を多数取り上げて、時代と人を見つめる。
目次
第1章 先秦時代の文学(殷から周へ;『詩経』の歌謡 ほか)
第2章 秦・漢時代の文学(秦漢帝国の出現;賦の隆盛 ほか)
第3章 三国・六朝時代の文学(分裂と融合の時代;三国時代の楽府と五言詩 ほか)
第4章 唐代の文学(隋・唐帝国と文学;初唐・盛唐詩 ほか)
第5章 五代・宋の文学(五代と詞;北宋の詩 ほか)
著者等紹介
安藤信廣[アンドウノブヒロ]
1949年、東京に生まれる。東京教育大学文学部文学科漢文学専攻卒業。同大学院文学研究科中国古典学修士課程修了。東京学芸大学付属高校教諭、法政大学文学部教授、東京女子大学文理学部教授、同現代教養学部教授を経て、東京女子大学名誉教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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