目次
第1部 鄭清文の文学とその時代―変容する台湾アイデンティティ(「台湾アイデンティティ」とは何か;台湾作家鄭清文の生い立ちと作品の流れ;歌に託した台湾アイデンティティ;鄭清文作品における日本統治期の記憶とアイデンティティの形成;『旧金山―一九七二』における在米台湾留学生表象)
第2部 鄭清文と児童文学(郷土におけるアイデンティティの創造と想像;鄭清文児童文学における「郷土」と「政治」―童話集『採桃記』を中心に)
第3部 台湾社会における鄭清文文学の受容と発展(教科書における鄭清文文学受容にみる台湾アイデンティティの変容―台湾の高校「国文」教科書における台湾文学の分析から;ノスタルジアとしての鄭清文文学―舞台劇『清明時節』と台湾アイデンティティ)
付録 台湾人作家・鄭清文先生インタビュー
著者等紹介
松崎寛子[マツザキヒロコ]
神奈川県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、日本学術振興会特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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