内容説明
戦後初期から文化大革命、そして国交正常化へ―、日中の映画・文化交流を支えた先駆者たち。中国人に愛された高倉健をはじめとする歴代の名優。中国映画に大きなインパクトを与えた日本の巨匠たち。そして二十一世紀、映画大国となった中国と日本の新たな映画交流の形とは―。
目次
はじめに 日中映画交流史の流れ
第1部 映画史の深層(冷戦時代の映画人交流―佐藤純子(日本中国文化交流協会常任理事)インタビュー
戦後、初めて訪日した中国の映画女優―謝芳(女優)インタビュー
「中国の黒澤明」と呼ばれた男―謝晋(監督)インタビュー
文革後の忘れ難い訪日体験―張金玲(女優)インタビュー
声優が語る日本映画の魅力―丁建華(声優)インタビュー ほか)
第2部 共同製作の現場で(第五世代監督にとっての日本映画―陳凱歌(監督)インタビュー
高倉健と香港ノワール―ジョン・ウー(監督)インタビュー
高倉健と『単騎、千里を走る。』―張芸謀(監督)インタビュー
中国社会の「今」を個人の目線から描く―賈樟柯(監督)インタビュー
第六世代監督と日本映画の出会い―王超(監督)インタビュー ほか)
著者等紹介
劉文兵[リュウブンペイ]
1967年中国山東省生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース博士課程修了。2004年博士学位取得。博士(学術)。日本学術振興会外国人特別研究員を経て、現在、東京大学学術研究員。早稲田大学、慶應義塾大学ほか非常勤講師。2016年、日本映画ペンクラブ賞・奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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