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内容説明
逸楽、情欲、または怪力乱神の宗教的イマジネーションや宗教実践は、常に礼教や伝統文化に覆い隠される。本書は、富裕と貧窮、教市と農村、情欲と礼教、奢侈と質朴、逸楽と叛乱、宗教と理性といった命題の下で、中国の文化と社会を再検討する可能性を探る。
目次
第1章 明清文化史研究の新課題
第2章 桃花の扇もて南朝を送る―断裂した逸楽
第3章 冒襄と水絵園の遺民世界
第4章 儒生冒襄の宗教生活
第5章 士大夫の逸楽―揚州時代(一六六〇~一六六五)の王士〓(しん )
第6章 袁枚と十八世紀中国の伝統における自由
第7章 十八世紀の中国社会における情欲と身体―礼教世界の外のカーニバル
第8章 都市での彷徨―鄭板橋のうたかたの人生
第9章 上海近代都市文化の中の伝統と近代―一八八〇年代から一九三〇年代
著者等紹介
李孝悌[リコウテイ]
1954年生まれ。台湾大学歴史系卒業後、ハーバード大学で歴史および東アジア言語課程の博士号を取得。台湾・中央研究院歴史語言研究所研究員等を経て、香港城市大学教授、中国文化センター主任。東アジア文化交渉学会会長。専門は、明清史、社会史、都市史、文化史など幅広い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。