内容説明
現代中国を知るためには、その歴史、とくに中華人民共和国と名のる現在の国家がその容貌を整えてくる1950~1960年代が鍵になる。そして歴史理解の基礎は、何よりも真実におかれなければならない。12のジャンルについて研究状況と史料を紹介。必要に応じて詳しい史料解題が付される。関係するデータベースについても全面的に紹介。巻末に「研究文献・史料一覧」を附す。
目次
第1章 政治・思想史―連鎖する民国史と人民共和国史
第2章 中国共産党史
第3章 政治制度史―人民代表大会を中心に
第4章 法制史―憲法と司法を中心に
第5章 軍事史
第6章 外交史・日中関係史
第7章 民族政策史―チベットを事例として
第8章 経済史
第9章 農村政策・農村社会史研究
第10章 教育史
第11章 文学史
第12章 ジェンダー史―家族・動員・身体
著者等紹介
中村元哉[ナカムラモトヤ]
東京大学大学院博士課程修了、現在は津田塾大学学芸学部教授。専門は中国近現代政治史・思想史、東アジア国際関係論
大澤肇[オオサワハジメ]
東京大学大学院博士課程修了、現在は中部大学国際関係学部講師。専門は中国近現代教育史
久保亨[クボトオル]
一橋大学大学院博士課程中退、現在は信州大学人文学部教授。専門は中国近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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