内容説明
近代において日本との濃密な関係を作り出し、現在ではもっとも日本人が多く暮らすという、日本人にとって常に気になる都市―上海。本書は、近代の上海における日本と中国の人々の交流や、上海という街の歴史的佇まいを「幕末」「豫園」「租界」「交友」などのテーマを通して紹介する。
目次
第1章 幕末の武士と上海の人々(千歳丸の上海訪問;江戸時代の日中関係 ほか)
第2章 上海の歴史と豫園(現在の豫園地区;上海の歴史 ほか)
第3章 王韜の上海交友録(王韜の上海脱出;王韜の生涯 ほか)
第4章 いくつかの「上海交遊記」(イザベラの見た上海;イザベラの見た中国の労働者 ほか)
著者等紹介
宮田道昭[ミヤタミチアキ]
1951年、東京都生まれ。1973年、明治大学文学部(東洋史専攻)卒業。1980年、明治大学大学院文学研究科単位修得退学。中国・華東師範大学留学を経て、神戸女学院大学文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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