内容説明
秦朝に成立した官印制度が中国の歴代王朝において如何に運用されたか、また如何に変化してきたかを解明。特に官印制度が集大成された清朝の制度について詳しく研究する。
目次
第1部 中国歴代王朝の官印制度―秦朝~明朝(官印制度成立前史:「印は信なり」;秦朝の官印制度:中国官印制度の成立;漢朝の官印制度 ほか)
第2部 清朝の官印制度(満文印から満漢文合璧印へ;清朝官印制度の完成;清朝官印制度の特徴 ほか)
附篇(朝賀規定からみた清朝と外藩・朝貢国の関係;日清間の条約文書にみえる日清両国の官印―清朝官印制度の変化の一齣;紹介:故宮博物院編『明清帝后寶璽』)
著者等紹介
片岡一忠[カタオカカズタダ]
1946年高知県生まれ。1969年大阪教育大学教育学部卒業。1975年東京教育大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。東京教育大学文学部助手、大阪教育大学助教授等を経て、筑波大学大学院人文社会科学研究科教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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