内容説明
中華人民共和国成立以降の「大躍進」「文化大革命」「改革開放」「西部大開発」などの政策により、黒河流域における人々の生活は、大きく揺らぎ変化している。本書の第1部では、科学的調査にもとづいた、黒河流域の自然環境の変化を概観し、さらに第2部では、現地での聞き取りにより明らかになった人びとのライフヒストリーという面から、黒河流域における50年の歴史を照射する。
目次
第1部 中国西部の五〇年と黒河流域(中国の社会主義建設と「西部」の環境;黒河流域の自然と水利用)
第2部 人々の戦後史(「最上流」への流入移民史と生活の現状;“地域”をつくる人々―甘粛省張掖地区の人口流動史;黒河中流域住民の自然認識の動態;黒河中流域における水利用―張掖オアシス五〇年の潅漑農業;流域の生態問題と社会的要因―黒河中流域の高台県の事例から ほか)
著者等紹介
中尾正義[ナカオマサヨシ]
総合地球環境学研究所教授
フフバートル[フフバートル]
昭和女子大学助教授
小長谷有紀[コナガヤユキ]
国立民族学博物館教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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