内容説明
儒教・道教・仏教の教えが織り込まれた人生訓!通行本以降に編纂し直された『菜根譚』の決定版!日本などで流布した二巻本ではなく、主に大陸で通行していた一巻本(清朝本)を底本に全訳し、原文、訓読、語釈を付す。
目次
修省(時宜を計り、慎重に行動する;誤りなきを期し、善事を全うする ほか)
応酬(操守の基は自然の理法、活用の途は円満即応;喜怒・愛憎の情は顔色に出さない ほか)
評議(悠久の天地、有限の人事に臨むには;名声は小人を育てるが、君子には不必要 ほか)
間適(静寂の中で初めて真理がわかる;物事に執着しないと真実が見える ほか)
概論(心は公明正大に、才能はひけらかさず;忠言と甘言を聞き分ける ほか)
著者等紹介
中村璋八[ナカムラショウハチ]
1926年、神奈川県生まれ。東京文理科大学卒業。同特別研究生、駒沢大学教授を経て、駒沢大学名誉教授。文学博士。2005年、日本文化振興会より国際アカデミー賞を受賞。同年、国際学士院よりフェローの称号を授与さる。専攻は中国思想、日本思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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