出版社内容情報
本書は大学教職員による学生対応業務にあたり、多様化する学生からの相談事項に応じていくために求められる能力・スキル等を示し、実効性のある支援の在り方を探るものである。著者はキャリアデザイン、初年次教育等の教材制作や授業に携わる一方で、およそ10年間に渡り、6,000件超の個別相談に応じてきた。内容も学修支援、就職支援のほか、アルバイトや友だちとのトラブル、卒業生からの転職相談、教員からの授業や演習の進め方など多岐に渡る。しかし、学生からの相談に関する教職員の対応、回答内容などには、ばらつきも著しく、学生の期待に応えきれていないケースも見られるという。本書ではカウンセリングマインドから見立てる力、翻訳力、ロジカル・シンキング力、質問力、例示力、接続力など、学生対応に求められる能力・スキルが整理されており、それをどのように活用するかがケーススタディ形式で具体的に提示されている。そのほか、学生対応に組織として効率的に応えるための部門課題、評価の仕組みなどにも言及しており、はじめて学生対応にあたる教職員から管理職層まで、それぞれの役割に応じて有用性の高い1冊となっている。
【目次】
第1章 いまどきの学生の特徴を理解する
第2章 学生対応にあたり求められる能力・スキル、意識・態度
第3章 ケースで学ぶ学生対応実践編Ⅰ:教務関連部門における学生相談
第4章 ケースで学ぶ学生対応実践編Ⅱ:学生生活関連部門における学生相談
第5章 ケースで学ぶ学生対応実践編Ⅲ:キャリアセンター関連部門における学生相談
第6章 ケースで学ぶ学生対応実践編Ⅳ:教員に対する学生相談
第7章 部門で取り組んでほしいこと~求められる組織的対応力
第8章 具体的な大学での取り組みから学ぶ~共愛学園前橋国際大学を取材してわかったこと
終 章 振り返りとまとめ~学窓の内と外



