出版社内容情報
経営者や経理担当者が、経営上の課題や悩みについてメインバンクに対して約3割の企業が「全く相談したことがない」と回答し、その理由として、「あまりいいアドバイスや情報が期待できないから」という金融庁のアンケート結果が出ている。そうしたなか金融の現場では中小企業数も減少し、自己資本比率などの財務改善が進む中で、中小企業の運転資金ニーズも弱くなっている。
今こそ、担保・保証条件の緩和を融資の売りにするのではなく、正しい事業性評価と広く中小企業の経営課題の解決に取り組む必要がある。
序 章 事業性評価と課題解決型営業の課題
第1章 基本となる7つのスキル
第2章 事業性評価
第3章 課題解決型営業
第4章 金融機関への提言
青木 剛[アオキツヨシ]
著・文・その他
内容説明
事業性評価テキストの決定版。5店舗10年余りの支店長経験を有し、金融の現場を知り尽くした著者が書き下した現場の書。非財務分析や課題解決型営業を体系的に解説。中小企業の財務担当者「必読の書」!来るべき「事業性評価」の時代に、金融機関が何を見ようとしているか。経営者と金融機関をつなぐ財務担当が理解しておくべき事項が満載。
目次
序章 事業性評価と課題解決型営業の課題(事業性評価が生まれた背景;事業性評価の運用実態と課題 ほか)
第1章 基本となる7つのスキル(あなたの営業は、なぜうまく行かないのか;関係構築力 ほか)
第2章 事業性評価(事業性評価とは;経営環境分析 ほか)
第3章 課題解決型営業(課題解決型営業は、いままでの営業と何が違うのか;課題を発見する手順 ほか)
終章 中小企業と金融機関のより良い未来のために(情報開示の推進;事業性評価にAIを活用する仕組み作り ほか)
著者等紹介
青木剛[アオキツヨシ]
一般財団法人商工総合研究所専務理事(公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント)。1961年、栃木県生まれ。1985年、早稲田大学卒業後、商工組合中央金庫(現株式会社商工組合中央金庫)に入庫。以降、中小企業の融資業務に長く携わり、5店舗の支店長を連続10年余務めた。特に、東日本大震災直後に仙台支店長に就任し、被災企業の復興支援やビジネスモデルの再構築のサポートを数多くを経験した。2017年より現職に就任し、中小企業の経営課題や経済問題に関する講演や執筆を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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