目次
日本の成功事例、現場からのモデル構築
第1部 企業における転換(事業転換の基礎パターン―既存事業の日常的なアレンジ;顧客を惹き付けるコアサービス―新製品普及の支援;ものづくりのコアコンピタンス―製品・工程アレンジ能力;新しい取引関係の構築―地道で多様な顧客との接触;「営業」と「開発」の増強―顧客と現場をつなぐ分業体制の構築)
第2部 外からの貢献(自社の海外展開が与えた影響―転換への圧力増幅;大手(地元)セットメーカーが与えた影響―転換への土台づくり
地域からの支援―域外顧客との接触への後押し)
第3部 モデルの全体像と可能性(導きだされたモデル、未来への可能性)
著者等紹介
岸本太一[キシモトタイチ]
敬愛大学経済学部准教授。一橋大学大学院商学研究科博士後期課程修了。博士(商学)
粂野博行[クメノヒロユキ]
大阪商業大学総合経営学部教授。慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。経済学修士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yukiko Yosuke
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著者の疑問「日本の中小企業は、大きく成長するわけではないが、危機を乗り越え、そして何十年も事業を継続している」、これを聞いたとき、この事実に対する単純な疑問を感じ取るセンスの大切さに感じ入ったことを思い出す。中小企業の経営者には、大企業のエグゼクティブが行うような大きな経営判断があるわけではない。しかし、自分たちの持つ生産技術を少しアレンジし、新しい顧客に対して新しいビジネスを展開できる底力がある。一般の企業でも同じ。自分ができることを生かして異なるビジネスへ。その視点を改めて認識させられた。2014/03/28