内容説明
豊田章男社長の真後ろで傍聴した筆者がトヨタ公聴会をケースにコミュニケーション戦略を解説。
目次
第1章 トヨタ公聴会と並び屋
第2章 並び屋の経営者ハンスとの衝突
第3章 豊田社長VS.タウンズ委員長
第4章 トヨタ公聴会に対する議会側の反応
第5章 効果的なコミュニケーション戦略
附章 トヨタとオバマの類似点
著者等紹介
海野素央[ウンノモトオ]
明治大学政治経済学部教授。心理学博士。アメリカン大学(ワシントンDC)異文化マネジメント研究所客員研究員(08‐10)。すべてのトヨタ公聴会を傍聴。米国アリゾナ州で米軍を対象に、トヨタ公聴会を事例にして異文化衝突の対処法を講義(10~)。2010年米中間選挙において、ジェリー・コノリー連邦下院議員(民主党・バージニア州第11選挙区)の草の根運動に参加。同時に、オバマ大統領の草の根運動の本部「オーガナイジング・フォー・アメリカ(OFA)」で活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小鈴
17
コミュニケーション論が専門の著者がトヨタ公聴会を傍聴、放談した本(笑)。この本を読んで公聴会の全貌が分かるわけでもなく、事件は知っていること前提で思いついたことを語るだけなので、分析したとは言えないな(笑)。とはいえ、現場の話は面白かった。公聴会には並び屋がいて、それはトヨタが雇っていた。公聴会の傍聴席をトヨタ関係者で多数を占める戦略だったようだ。この本を読む限り、章夫のコミュニケーション能力の問題というより弁護士事務所の戦略ミスだったんじゃないの?と思える理由もチラホラ。2020/07/17
もも
6
高コンテクスト文化と低コンテクスト文化の齟齬によるノイズ、個人主義志向の強い文化出身者は内的要因に求め、集団主義者は外的要因に求めるという文化的価値観、帰属理論。日本人は、アメリカ人はという括りも理論づけられていることを知りました。2015/01/28
alwaysant
1
ページ数にくらべて、割高とは思う。2011/05/18