内容説明
「のめりこんだら、それを仕事にしよう!」こんな時代こそ、自由に生きる。会社求心力は社長ではなく、惚れぬいた音楽(モノ)そのもの。世界有数規模となるインディペンデント・レーベルを創業、30数年主宰し、全株を手放し、リタイアした男の、のめりこみ成功ノート。
目次
Intro メンフィス・モーテルのダイニング・ルームから
起
匠
独立起業のためのシガレッツ&コーヒー―日暮泰文リアルタイム・LP評1973‐1989
展
会社経営のためのシガレッツ&コーヒー―日暮泰文リアルタイム・CD評1990‐2004
Final Track 合
Outro 群馬山中、ニホンカモシカの歩く峠道から
解説に代えて「出前どんぶりに貯めた百円玉の手ざわり」(高地明)
著者等紹介
日暮泰文[ヒグラシヤスフミ]
Pヴァイン・レコードファウンダー。東京(新宿柏木)生れ。慶應義塾大学卒。洋楽インディペンデント・レーベル「Pヴァイン」を75年に設立。音楽ライターも続けながら、スロー・ペースで業容を拡大。2004年、代表取締役職を高地明に譲り、取締役会長に。2006年、メディア業界でこだわりの音楽路線を進むCSチャンネル、スペースシャワーネットワークと業務資本提携、M&Aにより翌年リタイアする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヒ
2
ひさびさに本を読んだ、音楽ばかりきいてる2018/09/13
シュジらう
0
DCPRGをはじめエッジーな「邦楽」をリリースしているレーベル、というのがPヴァインに対する認識だったが、ブルースから始まったんですね。魂揺さぶられる音への傾倒、そこに「自ずと」生まれる欲求、衝動、渇望に導かれるままに走り続けてたら色々付いてきた30年余りを綴った本作。およそ230ページほどの容量なので駆け足気味なのは否めない。途中から一気読み。もっと細部を書き込んだのも読みたい!特に「苦境としてはピークだった」「70年代も終わろうというところから80年代初頭にかけて」の頃とか。2013/03/16
yoyogi kazuo
0
内容的には興味深い事実が沢山書かれているが、いかんせん読みにくい。特に最初の章はウェブ記事として書かれたものをそのまま載せたという感じで読んでいて混乱する。Pヴァインの出してきたブルース・カタログには敬意を表するだけに、もう少し整理されたものが読みたかった。2023/08/06