内容説明
なりふりかまわぬ中国のエネルギー政策、ロシアの石油・ガス開発の行方、アフリカ諸国の石油資源開発の動向など、石油を取り巻く環境は、今や世界の混乱を招きかねない危機的状況にある。「石油の金融商品化」の克服と「資源ナショナリズム」への対応は、人類が知恵を絞らなければならない大問題である。
目次
第1章 石油価格の変化と産油国経済
第2章 アフリカにおける石油資源の争奪
第3章 ロシアは信頼がおけるエネルギー供給国か
第4章 ユーラシアのパワーゲーム
第5章 欧州の挑戦
第6章 石油資源論の潮流
第7章 グリーン・ニューディールの意義と不確実性
第8章 二一世紀初頭の時代観
著者等紹介
須藤繁[スドウシゲル]
1950年4月東京生まれ。1973年4月中央大学法学部法律学科卒業後、石油連盟に入社。1999年3月石油連盟を退社(その間、1982~85年在サウジアラビア日本国大使館、1991~96年ジェトロロンドンセンター勤務)。1999年4月~2002年6月三菱総合研究所を経て、現在、財団法人国際開発センターエネルギー・環境室研究顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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