内容説明
東部沿岸地域の急速な発展から取り残されつつある西部地域の環境。人口の流出、貧困などで環境劣化の続く内陸部で持続可能な発展が可能か、その手段は何か。生態環境の建設、教育の重視、環境再生などの新たな動きを分析し、日本の海外環境協力にとって可能な方向についても提言した。
目次
第１章 中国西部開発と持続可能な発展―総説
第２章 西部経済の特徴と生態環境の脆弱性
第３章 資源開発と環境整備―陜西省の資源開発を例として考える
第４章 都市化の現状と諸問題―西北地区を中心として
第５章 都市の生態環境問題と対策
第７章 貧困地域の生態建設
第８章 貧困地域発展の方向―固原市山間村から見る
第９章 西部地域市場経済化と教育開発
第１０章 高原湖の保護と持続可能な開発
著者等紹介
西川潤［ニシカワジュン］
パリ大学高等学術研究院、早稲田大学大学院経済学研究科修士。学術博士。早稲田大学政治経済学部・大学院アジア太平洋研究科教授。経済発展論
潘季［バンキ］
モスクワ科学大学院電機研究所、工学博士。西安交通大学西部発展研究センター長、教授
蔡艶芝［サイエンシバ］
福井大学大学院教育学研究科教育学修士。西安交通大学西部発展研究センター副教授。教育経済論（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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