内容説明
本書ではグローバリゼーションがもたらした諸現象を回顧・考察し、環境に対応したファイナンスのあり方を模索。金融、特にファイナンスの分野に焦点を当て、グローバリゼーションの進展でファイナンスのあり方がどのように変わってゆくべきか、あるいはどう変わるべきかについての議論に絞り込んだ。
目次
第1章 グローバリゼーションの本質
第2章 グローバル化の進展と株主価値経営
第3章 経済のグローバル化と財務戦略
第4章 財務リスクとグローバル化
第5章 グローバル時代におけるディスクロージャー
第6章 グローバル化とアメリカの株式市場
第7章 グローバル化とエマージング・マーケット
第8章 EUのグローバル化と市場統合の実現
第9章 EUにみるグローバルな財政再建
第10章 ヨーロッパのグローバル化と単一通貨ユーロ
著者等紹介
中井誠[ナカイマコト]
1957年大阪市にて出生。甲南高校(兵庫県)2年の時に交換留学生としてアメリカミシガン州に渡米し、1975年にミシガン州立カソポリス高校を卒業。高校卒業後、コロラド州立コロラド・ステート大学理学部コンピュータ・サイエンス専攻を経て、1980年にコロラド州立ウエスターン・ステート大学経営学部ゼネラル・マネージメント専攻を卒業(BA in Business Administration)。1981年神戸大学大学院経営学研究科研究生。1982年稲畑産業株式会社に入社。大阪化学品部、東京化学品部、海外本部(アメリカ・グループ)勤務を経て、1986年大和証券株式会社入社と同時に大和証券経済研究所へ出向、証券アナリスト部、海外企業調査部勤務を経て、大和総研経済調査部主任研究員(海外マクロ経済担当)の後、1992年10月大和証券引受審査部に転属し、大和証券引受審査部課長(海外マクロ・ミクロ経済の審査担当)を歴任、アメリカ、ヨーロッパ、アジア各国に出張、各国の経済事情の調査と海外企業の審査に従事、その間、1993年に青山学院大学大学院国際政治学研究科国際ビジネス専攻で修士号(国際経営学)、1996年法政大学大学院社会科学研究科金融市場プログラム専攻で修士号(経済学)、1998年早稲田大学大学院社会科学研究科地球社会論専攻(ヨーロッパ地域研究)で修士号(学術)を取得し、1999年3月大和証券を退職。1999年4月より甲子園大学経営情報学部専任講師、経営財務論、金融システム論を担当、現在に至る
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