内容説明
既存事業で人員を減らし、小規模の新事業に投入して成功する…それが、これからの経営の主流といえよう。その意味で、進化する組織構造の究極の形態は、自律性の高い数多くの情報装備「一人企業」と、そこに戦略構想と経営資源を供給する本社「事業支援構造体企業」との組み合わせである。本書は、まったく新しい戦略と組織モデルの視点に立って、ソニー、トヨタ、松下、マイクロソフトなどの事例研究を通して、21世紀のあるべき大企業の変革像、新たな事業創造モデルを提言する。
目次
第1章 進化型組織と事業
第2章 新しい事業が未来を拓く
第3章 事業支援と大企業の変革
第4章 事業とトリガー
第5章 事業の場の設計
第6章 実験企業―ソニーと一人企業
第7章 経営の成立
第8章 仮想経営の構築