内容説明
本書は本全体のターゲットを小論文作成におく。論理的な筋道が要求される。1,000字程度の文章も含めることにする。入学試験や入社試験、資格試験などで出題されることの多い“小”論文も対象となる。最初に小論文の基礎を学習し、徐々に内面の構造を探る方法をとる。事例は純粋な文学作品ではなく、経営や経済に代表される社会科学、哲学に代表される人文科学、それに経済や経営の雑誌、新聞記事を中心にとりあげた。文章の基礎体力や基礎栄養を身につけることを徹底して心がけた。“美学”としての文章作りは指向していない。文書作成の立居振舞い、つまり作法を本書全体のトーンとして意識した。
目次
第1章 小論文作成の基礎―小論文を書いてみよう
第2章 文章作成の基礎―文章を書いてみよう
第3章 段落の思想―段落を意識しよう
第4章 文章の構造―文章の作り方の基本を学ぼう
第5章 文の表現―文の仕組みを意識しよう
第6章 文章の特徴―文書を書く意味を考えよう