内容説明
日本人にとって、会社が人生に占める地位は大きい。その中で一回だけの人生にふさわしい日常になっているであろうか。個人のあり方から出発し、その個人からなる協働を通じて、組織の成果を発揮することが現代の課題となってきている。生誕100年を迎えたチェスター・バーナードの理論を実業界に初めて紹介しながら、日本的経営の土壌の中で個人とマネジメントのあり方を提示する。
目次
第1部 日本的経営の光と影
第2部 チェスター・バーナードの世界(バーナード理論の誕生;組織の基本要素への洞察;マネジメントの核心)
第3部 新しいマネジメントをめざして(パーソナル・アイデンティティー―『私』の確立;協働の仕組み―システム4の確立;顧客創造の戦略―全社的マーケティング;イノベーションと企業家精神;企業信条とマネジメントの責任)