出版社内容情報
人々を社会化する知識と技術、それらを担う装置に焦点をあてながら≪近代≫の特質に迫る!刑法、移民、宗教、文学、言語、施療員、家庭など多角的な視点から解明する。
内容説明
人びとを社会化する知識と技術、それらを担う装置に焦点をあてながら『近代』の特質に迫る。
目次
序 知識と秩序のインターフェイス
1 観察の技術、統治の技法
2 バスティーユからビセートルへ―ひとはどのようにして『市民』となるのか
3 フランス革命と刑法空間の変容
4 人口の科学・移民の秩序―マルサス主義からみたイギリス近代社会
5 国民議会におけるプロテスタンティズム
6 サドが「神」を口にするとき
7 言葉と秩序―ノア・ウェブスターと『アメリカ英語辞典』の編纂
8 「家庭」イデオロギーと女性―近代日本における国民の生成をめぐって