出版社内容情報
日本人の忘れてしまったものがイギリス人にはある。アンティーク、紅茶、テニス、ゴルフ、庭園、釣り、ギャンブル…。ゆとりある英国風生活の歴史をたどる。
目次
1 楽しき哉、わが家
2 さあ、屋外へ
3 都市の明暗
4 病みつきになれば
5 四季のうつろい
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨーイチ
16
図書館本。学者が書いたものだけど、読みやすくって、エッセイ風。雑誌連載されたものらしい。イギリスのゴルフやテニスの事は初めて知った気がする。簡単に云うと産業革命のせいで、世界で最初に都市化、農村破壊を経験して、労働者が産まれ、その過程で生じた変化の産物が我々のイメージする所の「イギリス」であるらしい。この時代、この地から近代社会がスタートしたのかもしれない。かの有名な「コックニー訛り」も農民がロンドンに押し寄せて生じた物らしい。2015/03/09
メロンサンデー
2
イギリスの社会史的なテーマについての文章を通じて執筆者達の価値観が垣間見えました。2012/12/21