内容説明
本書は、都市における日系人、日系社会と、その生活を多角的に分析することによって、「日系」という形容詞の広がりと実態とを明らかにし、そこから「日本の存在」に接近しようとしたひとつの試みの記録である。
目次
第1部 日系人社会の形成と変容(都市生活における「兼業」ストラテジー;戦前期リマ首都圏における日系社会の人口分布と職業構成 ほか)
第2部 日系人社会へのさまざまなアプローチ(サンパウロ在住日系人のライフスタイルと健康;ヴァンクーヴァーの日系人の言語変容 ほか)
第3部 日系人・日本人研究の位置と課題(ラテンアメリカ世界形成500年と移民;移民研究と生活史研究 ほか)