出版社内容情報
絶対王政の時代、法服貴族（高等法院司法官）はフランスの文化的・社会的エリートであった。その法服貴族たちがどのような生活を送り、どのようにその一生を終えたのか描きだす。
内容説明
フランス文化をになったエリートたちの世界。
目次
序章 高等法院司法官の社団
第１章 地理的・時間的空間
第２章 高等法院とその司法官
第３章 法服貴族の家門
第４章 法服貴族の経済状況
第５章 法服貴族の生活と心性
終章 法服貴族の崩壊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ウィズ
0
大学の講義の関係で読了。 フランス絶対王政は実は絶対的なものではなく、法服貴族が非常に大きな力を持っていたことがわかった。2016/07/07
jntdsn13
0
主題につられてフランスの法服貴族一般の話について期待すると（残念ながら）外れで、むしろ「１８世紀トゥルーズの社会史」において、法服貴族というスコープから切り取った断面をさまざま描写した、副題に沿った本として良著。パリへの対抗心や参事会との関係、所有財産の特徴などは面白かった。2022/04/17
