出版社内容情報
1960年代から70年代にかけて人文・社会諸科学の領域における広範な千年王国論的研究を促進した思想状況を念頭におきながら、ピューリタニズムとイギリス革命の関連を問い直す。
内容説明
17世紀イギリス革命の思想的全体像を千年王国論の視覚から再構築。
目次
序章 千年王国論とイギリス革命―研究史的展望
第1章 預言者的終末論と黙示録的終末論のあいだ―長老派と千年王国論
第2章 革命的千年王国論の担い手たち―独立派千年王国論から第五王国派へ
第3章 反律法主義者の霊的千年王国論―軍隊とレヴェラーズ・シーカーズ・セクト
第4章 霊的千年王国論と社会主義―ウィンスタンリ・ディガーズと千年王国
第5章 永遠なる福音と自由恋愛―ランターズ運動と霊的千年王国論
第6章 初期クェイカー派の千年王国論―実現しつつある霊的な「キリストの王国」
終章 総括と展望―近代社会と千年王国論