目次
第１章 核の第１世代を考える
第２章 道義的推論をいかに判定するか
第３章 他国民にたいする義務
第４章 核の目的と手段
第５章 結果とリスク
第６章 第３国―無辜の民と、そうではない者
第７章 道義的選択と将来
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TAMON BOLIVAR
2
読了。 核戦略を考えるにあたっての倫理的な要素をどのように扱うかを考察した良書。 しばしば、国際政治を扱う際には道義的要素を重視した理想主義者と道義的な要素を排して現実に向き合う現実主義(タカ派)の二者択一的な分けられる傾向にあるが、本書はそのような二者択一的な分け方に挑戦する野心的な試みを行なっている。 著者は、過剰な理想主義と結果論に陥らないための公理を導くかを論じており、時折読み返さなければならない本だと感じた。2023/07/15
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- 和書
- 神の棘 〈２〉 新潮文庫
