出版社内容情報
官民連携で取り組まれている、国際商事仲裁(国際商取引に関わる紛争の解決手段)に関する実務の基本的知識をまとめた入門書。仲裁とは何かから、実際の手続方法まで体系的に解説。
内容説明
グローバルビジネスにおけるトラブル・紛争の解決手段を学ぶ。国境を越えたビジネスに関わる上では、ADR(裁判外紛争解決手続)の知識は欠かせない。本書では、ADRの中でよく用いられる「仲裁」の概要や特徴、実際の手続の方法までを体系的に解説。
目次
第1講 国際仲裁とは―国際仲裁、ADR概観
第2講 仲裁合意
第3講 仲裁条項のドラフティング
第4講 仲裁人
第5講 仲裁手続の当事者と関係者、多数当事者仲裁
第6講 手続の開始
第7講 仲裁手続
第8講 口頭審問、証拠調べ期日、迅速仲裁手続
第9講 仲裁廷による暫定保全措置と緊急仲裁人制度
第10講 仲裁と調停の連結
第11講 仲裁判断
第12講 仲裁判断後の問題点と仲裁判断の取消し
第13講 仲裁判断の承認及び執行
第14講 投資仲裁
著者等紹介
大貫雅晴[オオヌキマサハル]
長年にわたり(一社)日本商事仲裁協会(JCAA)理事(仲裁担当)として活躍。現在、GBCジービック大貫研究所代表、(公社)日本仲裁人協会理事、京都国際調停センター運営委員・調停人、関西国際取引争訟研究会会長、関西大学経済・政治研究所顧問、同志社大学特別講師を務める。企業の国際部門の顧問、コンサルタントとして、また国際契約交渉、国際商事仲裁及び調停のエキスパートとして、多忙な日々を過ごしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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